13.2. Special Resource Operator のプリフライトチェックの実行
Special Resource Operator (SRO) を含むクラスターを更新する前に、次の手順例を使用して、カーネルモジュールバージョンの互換性を確認できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターが実行中である。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
権限があるユーザーとして OpenShift CLI にログインしている。 - SRO をインストールされている。
手順
次のプリフライト検証カスタムリソース定義 (CRD) を作成し、YAML を
prevalidation.yaml
として保存します。apiVersion: sro.openshift.io/v1beta1 kind: PreflightValidation metadata: name: preflight namespace: preflight spec: updateImage: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:f7f252c39b64601c8ac3de737a584ba4f6016b1f4b17801d726ca2fd15492878 1
- 1
- ここで更新イメージの名前を指定します。
次のコマンドを実行して、検証チェックを開始します。
$ oc apply -f prevalidation.yaml
検証
次のコマンドを実行して、カスタムリソース (CR) のステータスを確認します。
$ oc describe preflightvalidations.sro.openshift.io/v1beta1 preflight
出力例
以下は、
simple-oot
がクラスターにデプロイされたSpecialResource
CR である場合の出力例です。Status: Cr Statuses: Last Transition Time: 2022-08-02T08:48:45Z Name: simple-oot Status Reason: Verification successful, all driver-containers for the next kernel version are present Verification Stage: Image Verification Status: True Events: <none>
プリフライトチェックは、すべての CR が検証されるまで実行し続けます。上記のコマンドを繰り返して、ステータスを確認できます。すべての CR を確認したら、プリフライト CR を削除する必要があります。