5.6. OAuth サーバーメタデータ
OpenShift Container Platform で実行されているアプリケーションは、ビルトイン OAuth サーバーについての情報を検出する必要がある場合があります。たとえば、それらは <namespace_route>
のアドレスを手動の設定なしで検出する必要があります。これを支援するために、OpenShift Container Platform は IETF OAuth 2.0 Authorization Server Metadata ドラフト仕様を実装しています。
そのため、クラスター内で実行されているすべてのアプリケーションは、https://openshift.default.svc/.well-known/oauth-authorization-server に対して GET
要求を実行し、以下の情報を取得できます。
{ "issuer": "https://<namespace_route>", 1 "authorization_endpoint": "https://<namespace_route>/oauth/authorize", 2 "token_endpoint": "https://<namespace_route>/oauth/token", 3 "scopes_supported": [ 4 "user:full", "user:info", "user:check-access", "user:list-scoped-projects", "user:list-projects" ], "response_types_supported": [ 5 "code", "token" ], "grant_types_supported": [ 6 "authorization_code", "implicit" ], "code_challenge_methods_supported": [ 7 "plain", "S256" ] }
- 1
https
スキームを使用し、クエリーまたはフラグメントコンポーネントがない認可サーバーの発行者 IDです。これは、認可サーバーについての情報が含まれる.well-known
RFC 5785 リソースが公開される場所です。- 2
- 認可サーバーの認可エンドポートの URL です。RFC 6749を参照してください。
- 3
- 認可サーバーのトークンエンドポイントの URL です。RFC 6749を参照してください。
- 4
- この認可サーバーがサポートする OAuth 2.0 RFC 6749 スコープの値の一覧を含む JSON 配列です。サポートされるスコープの値すべてが公開される訳ではないことに注意してください。
- 5
- この認可サーバーがサポートする OAuth 2.0
response_type
値の一覧を含む JSON 配列です。使用される配列の値は、RFC 7591 の OAuth 2.0 Dynamic Client Registration Protocol で定義されるresponse_types
パラメーターで使用されるものと同じです。 - 6
- この認可サーバーがサポートする OAuth 2.0 grant type の値の一覧が含まれる JSON 配列です。使用される配列の値は、RFC 7591 の
OAuth 2.0 Dynamic Client Registration Protocol
で定義されるgrant_types
パラメーターで使用されるものと同じです。 - 7
- この認可サーバーでサポートされる PKCE RFC 7636 コードのチャレンジメソッドの一覧が含まれる JSON 配列です。コード のチャレンジメソッドの値は、RFC 7636 のセクション 4.3で定義される
code_challenge_method
パラメーターで使用されます。有効なコードのチャレンジメソッドの値は、IANAPKCE Code Challenge Methods
レジストリーで登録される値です。「IANA OAuth パラメーター」を参照してください。