第2章 OpenShift Container Platform のバージョン管理ポリシー
OpenShift Container Platform では、サポートされているすべての API の厳密な後方互換対応を保証しています。 ただし、アルファ API (通知なしに変更される可能性がある) およびベータ API (後方互換性の対応なしに変更されることがある) は例外となります。
Red Hat では OpenShift Container Platform 4.0 を公的にリリースせず、バージョン 3.11 の後に OpenShift Container Platform 4.1 を直接リリースしました。
OpenShift Container Platform のバージョンは、マスターとノードホストの間で一致している必要があります。ただし、クラスターのアップグレード時にバージョンが一時的に一致しなくなる場合を除きます。たとえば、4.3 クラスターではすべてのマスターは 4.3 で、すべてのノードが 4.3 である必要があります。以前のバージョンの oc
をインストールしている場合、これを使用して OpenShift Container Platform 4.3 のすべてのコマンドを実行することはできません。新規バージョンの oc
をダウンロードし、インストールする必要があります。
セキュリティーとは関連性のない理由で API が変更された場合には、古いバージョンの oc
が更新されるように 2 つ以上のマイナーリリース (例: 4.1、4.2、4.3) 間での更新が行われます。新機能を使用するには新規バージョンの oc
が必要になる可能性があります。4.3 サーバーにはバージョン 4.2 の oc
で使用できない機能が追加されている場合や、バージョン 4.3 の oc
には 4.2 サーバーでサポートされていない追加機能が含まれる場合があります。
X.Y ( |
X.Y+N footnote:versionpolicyn[Where N は 2 以上。] ( | |
X.Y (サーバー) |
|
|
X.Y+N footnote:versionpolicyn[] (サーバー) |
|
|
完全に互換性がある。
oc
クライアントはサーバー機能にアクセスできない場合があります。
oc
クライアントでは、アクセスされるサーバーと互換性のないオプションや機能を提供する可能性があります。