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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.7.9. 容認を使用した クラスターロギング Pod 配置の制御
テイントおよび容認を使用することで、クラスターロギング Pod が特定のノードで実行され、その他のワークロードがそれらのノードで実行されないようにします。
テイントおよび容認は、単純な key:value のペアです。ノードのテイントはノードに対し、テイントを容認しないすべての Pod を拒否するよう指示します。
key は最大 253 文字までの文字列で、value は最大 63 文字までの文字列になります。文字列は文字または数字で開始する必要があり、文字、数字、ハイフン、ドットおよびアンダースコアを含めることができます。
容認を使用したクラスターロギング CR のサンプル
7.9.1. 容認を使用した Elasticsearch Pod 配置の制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Elasticsearch Pod が実行するノードを制御し、Pod の容認を使用して他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。
容認をクラスターロギングのカスタムリソース (CR) で Elasticsearch Pod に適用し、テイントをノード仕様でノードに適用します。ノードのテイントは、テイントを容認しないすべての Pod を拒否するようノードに指示する key:value ペア です。他の Pod にはない特定の key:value ペアを使用することで、Elasticseach Pod のみがそのノード上で実行されるようにできます。
デフォルトで、Elasticsearch Pod には以下の容認があります。
tolerations: - effect: "NoExecute" key: "node.kubernetes.io/disk-pressure" operator: "Exists"
tolerations:
- effect: "NoExecute"
key: "node.kubernetes.io/disk-pressure"
operator: "Exists"
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている必要があります。
手順
以下のコマンドを使用して、クラスターロギング Pod をスケジュールするノードにテイントを追加します。
oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>
$ oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は例になります。
oc adm taint nodes node1 elasticsearch=node:NoExecute
$ oc adm taint nodes node1 elasticsearch=node:NoExecuteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、テイントをキー
elasticsearch、値node、およびテイントの効果NoExecuteのあるnode1に配置します。NoExecute効果のノードは、テイントに一致する Pod のみをスケジュールし、一致しない既存の Pod を削除します。クラスターロギングのカスタムリソース (CR) の
logStoreセクションを編集し、Elasticsearch Pod の容認を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この容認は、oc adm taint コマンドで作成されたテイントと一致します。この容認のある Pod は node1 にスケジュールできます。
7.9.2. 容認 (Toleration) による Kibana Pod の配置の制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Kibana Pod が実行するノードを制御し、Pod の容認を使用して他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。
容認をクラスターロギングのカスタムリソース (CR) を利用して Kibana Pod に適用し、テイントをノード仕様でノードに適用します。ノードのテイントは、テイントを容認しないすべての Pod を拒否するようノードに指示する key:value ペア です。他の Pod にはない特定の key:value ペアを使用することで、Kibana Pod のみがそのノード上で実行されます。
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている必要があります。
手順
以下のコマンドを使用して、Kibana Pod をスケジュールするノードにテイントを追加します。
oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>
$ oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は例になります。
oc adm taint nodes node1 kibana=node:NoExecute
$ oc adm taint nodes node1 kibana=node:NoExecuteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、テイントをキー
kibana、値node、およびテイントの効果NoExecuteのあるnode1に配置します。NoExecuteテイント effect を使用する必要があります。NoExecuteは、テイントに一致する Pod のみをスケジュールし、一致しない既存の Pod を削除します。クラスターロギングのカスタムリソース (CR) の
visualizationセクションを編集し、Kibana Pod の容認を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この容認は、oc adm taint コマンドで作成されたテイントと一致します。この容認のある Pod は、node1 にスケジュールできます。
7.9.3. 容認を使用した Curator Pod 配置の制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Curator Pod が実行するノードを制御し、Pod の容認を使用して他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。
容認をクラスターロギングのカスタムリソース (CR) で Curator Pod に適用し、テイントをノード仕様でノードに適用します。ノードのテイントは、テイントを容認しないすべての Pod を拒否するようノードに指示する key:value ペア です。他の Pod にはない特定の key:value ペアを使用することで、Curator Pod のみがそのノード上で実行されるようにできます。
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている必要があります。
手順
以下のコマンドを使用して、Curator Pod をスケジュールする必要のあるノードにテイントを追加します。
oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>
$ oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は例になります。
oc adm taint nodes node1 curator=node:NoExecute
$ oc adm taint nodes node1 curator=node:NoExecuteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、テイントをキー
curator、値node、およびテイント effectNoExecuteのあるnode1に配置します。NoExecuteテイント effect を使用する必要があります。NoExecuteは、テイントに一致する Pod のみをスケジュールし、一致しない既存の Pod を削除します。クラスターロギングのカスタムリソース (CR) の
curationセクションを編集し、Curator Pod の容認を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この容認は、oc adm taint コマンドで作成されるテイントと一致します。この容認のある Pod は、node1 にスケジュールできます。
7.9.4. 容認を使用したログコレクター Pod 配置の制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ロギングコレクター Pod が実行するノードを確認し、Pod の容認を使用して他のワークロードがそれらのノードを使用しないようにすることができます。
容認をクラスターロギングのカスタムリソース (CR) でロギングコレクター Pod に適用し、テイントをノード仕様でノードに適用します。テイントおよび容認を使用すると、Pod がメモリーや CPU などの問題によってエビクトされないようにすることができます。
デフォルトで、ロギングコレクター Pod には以下の容認があります。
tolerations: - key: "node-role.kubernetes.io/master" operator: "Exists" effect: "NoExecute"
tolerations:
- key: "node-role.kubernetes.io/master"
operator: "Exists"
effect: "NoExecute"
前提条件
- クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている必要があります。
手順
以下のコマンドを使用して、ロギングコレクター Pod がロギングコレクター Pod をスケジュールする必要のあるノードにテイントを追加します。
oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>
$ oc adm taint nodes <node-name> <key>=<value>:<effect>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下は例になります。
oc adm taint nodes node1 collector=node:NoExecute
$ oc adm taint nodes node1 collector=node:NoExecuteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、テイントをキー
collector、値node、およびテイント effectNoExecuteのあるnode1に配置します。NoExecuteテイント effect を使用する必要があります。NoExecuteは、テイントに一致する Pod のみをスケジュールし、一致しない既存の Pod を削除します。クラスターロギングのカスタムリソース (CR) の
collectionセクションを編集して、ロギングコレクター Pod の容認を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この容認は、oc adm taint コマンドで作成されたテイントと一致します。この容認のある Pod は、node1 にスケジュールできます。
7.9.5. 追加リソース リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
テイントおよび容認についての詳細は、「ノードテイントを使用した Pod 配置の制御」を参照してください。