1.2. 失敗したインストールのログの収集
SSH キーをインストールプログラムに指定している場合、失敗したインストールについてのデータを収集することができます。
実行中のクラスターからログを収集する場合とは異なるコマンドを使用して失敗したインストールについてのログを収集します。実行中のクラスターからログを収集する必要がある場合は、oc adm must-gather
コマンドを使用します。
前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールがブートストラッププロセスの終了前に失敗している。ブートストラップノードは実行中であり、SSH でアクセスできる必要がある。
-
ssh-agent
プロセスはコンピューター上でアクティブであり、ssh-agent
プロセスとインストールプログラムの両方に同じ SSH キーを提供している。 - 独自にプロビジョニングしたインフラストラクチャーにクラスターのインストールを試行した場合には、コントロールプレーン、またはマスター、マシンの完全修飾ドメイン名があること。
手順
ブートストラップおよびコントロールプレーンマシンからインストールログを収集するために必要なコマンドを生成します。
インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用している場合は、以下のコマンドを実行します。
$ ./openshift-install gather bootstrap --dir=<directory> 1
- 1
installation_directory
は、インストールプログラムが作成する OpenShift Container Platform 定義ファイルを保存しているディレクトリーです。
インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーの場合、インストールプログラムは、ホスト名または IP アドレスを指定しなくてもよいようにクラスターについての情報を保存します。
独自にプロビジョニングしたインフラストラクチャーを使用している場合は、以下のコマンドを実行します。
$ ./openshift-install gather bootstrap --dir=<directory> \ 1 --bootstrap <bootstrap_address> \ 2 --master <master_1_address> \ 3 --master <master_2_address> \ 4 --master <master_3_address>" 5
注記デフォルトクラスターには 3 つのコントロールプレーンマシンが含まれます。クラスターが使用する数にかかわらず、表示されるようにすべてのコントロールプレーンマシンを一覧表示します。
コマンド出力は以下の例のようになります。
INFO Pulling debug logs from the bootstrap machine INFO Bootstrap gather logs captured here "<directory>/log-bundle-<timestamp>.tar.gz"
インストールの失敗についての Red Hat サポートケースを作成する場合は、圧縮したログをケースに含めるようにしてください。