第7章 サイドカーコンテナーの手動挿入
Deployments
以外のコントローラータイプ(StatefulSets
、DaemonSet
など)の場合、Jaeger エージェントサイドカーを仕様に手動で定義できます。
以下のスニペットは、Jaeger エージェントサイドカーのコンテナーセクションに追加できる手動の定義を示しています。
StatefulSet のサイドカー定義の例
apiVersion: apps/v1 kind: StatefulSet metadata: name: example-statefulset namespace: example-ns labels: app: example-app spec: spec: containers: - name: example-app image: acme/myapp:myversion ports: - containerPort: 8080 protocol: TCP - name: jaeger-agent image: registry.redhat.io/distributed-tracing/jaeger-agent-rhel7:<version> # The agent version must match the operator version imagePullPolicy: IfNotPresent ports: - containerPort: 5775 name: zk-compact-trft protocol: UDP - containerPort: 5778 name: config-rest protocol: TCP - containerPort: 6831 name: jg-compact-trft protocol: UDP - containerPort: 6832 name: jg-binary-trft protocol: UDP - containerPort: 14271 name: admin-http protocol: TCP args: - --reporter.grpc.host-port=dns:///jaeger-collector-headless.example-ns:14250 - --reporter.type=grpc
その後、Jaeger エージェントは localhost のデフォルトの場所でアクセスできます。
7.1. Jaeger のアップグレード
Operator Lifecycle Manager は、クラスター内の Operator のインストール、アップグレード、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を制御します。OLM はデフォルトで OpenShift Container Platform で実行されます。OLM は利用可能な Operator のクエリーやインストールされた Operator のアップグレードを実行します。OpenShift Container Platform のアップグレードの処理方法についての詳細は、Operator Lifecycle Manager のドキュメントを参照してください。
Jaeger Operator によって使用される更新方法により、管理された Jaeger インスタンスが Operator に関連付けられたバージョンにアップグレードされます。Jaeger Operator の新規バージョンがインストールされるたびに、Operator によって管理されるすべての Jaeger アプリケーションインスタンスがその Operator のバージョンにアップグレードされます。たとえば、バージョン 1.10 (Operator およびバックエンドコンポーネントの両方)がインストールされ、Operator がバージョン 1.11 にアップグレードされると、Operator のアップグレードが完了次第、Operator は実行中の Jaeger インスタンスをスキャンし、それらを 1.11 にアップグレードします。