7.2. Jaeger の削除
OpenShift Container Platform クラスターから Jaeger を削除する手順は、以下のとおりです。
- Jaeger Pod をシャットダウンします。
- Jaeger インスタンスを削除します。
- Jaeger Operator を削除します。
7.2.1. Web コンソールを使用した Jaeger インスタンスの削除
インメモリーストレージを使用するインスタンスを削除すると、すべてのデータが完全に失われます。永続ストレージ (Elasticsearch など)に保存されているデータは、Jaeger インスタンスが削除されても削除されません。
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
-
Operators
Installed Operators に移動します。 -
Project メニューから Operator がインストールされているプロジェクトの名前 (例:
jaeger-system
) を選択します。 - Jaeger Operator をクリックします。
- Jaeger タブをクリックします。
- Options メニュー (削除するインスタンスの横にある) をクリックし、Delete Jaeger を選択します。
- 確認ウィンドウで Delete をクリックします。
7.2.2. CLI からの Jaeger インスタンスの削除
OpenShift Container Platform CLI にログインします。
$ oc login
Jaeger インスタンスを表示するには、以下のコマンドを実行します。
$ oc get deployments -n <jaeger-project>
Operator の名前には、サフィックスの
-operator
が付きます。以下の例は、2 つの Jaeger Operator と 4 つの Jaeger インスタンスを示しています。$ oc get deployments -n jaeger-system
以下のような出力が表示されるはずです。
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE elasticsearch-operator 1/1 1 1 93m jaeger-operator 1/1 1 1 49m jaeger-test 1/1 1 1 7m23s jaeger-test2 1/1 1 1 6m48s tracing1 1/1 1 1 7m8s tracing2 1/1 1 1 35m
Jaeger のインスタンスを削除するには、以下のコマンドを実行します。
$ oc delete jaeger <deployment-name> -n <jaeger-project>
例:
$ oc delete jaeger tracing2 -n jaeger-system
削除を確認するには、
oc get deployment
を再度実行します。$ oc get deployments -n <jaeger-project>
例:
$ oc get deployments -n jaeger-system
以下のような出力が生成されるはずです。
NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE elasticsearch-operator 1/1 1 1 94m jaeger-operator 1/1 1 1 50m jaeger-test 1/1 1 1 8m14s jaeger-test2 1/1 1 1 7m39s tracing1 1/1 1 1 7m59s
7.2.3. Jaeger Operator の削除
手順
クラスターからの Operator の削除についての手順に従います。
- Jaeger Operator を削除します。
- Jaeger Operator の削除後、(該当する場合は) Elasticsearch Operator を削除します。