1.4. Red Hat OpenShift Serverless テクノロジープレビューリリースノート (1.6.0)


1.4.1. 新機能

  • OpenShift Serverless 1.6.0 は OpenShift Container Platform 4.3 以降のバージョンで利用できます。
  • OpenShift Serverless は Knative Serving 0.13.1 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は Knative kn CLI 0.13.1 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は Knative Serving Operator 0.13.1 を使用するようになりました。
  • serving.knative.dev API グループは完全に非推奨となり、operator.knative.dev API グループによって置き換えられました。

    OpenShift Serverless 1.4.0 リリースノートで説明されている手順を完了して、serving.knative.dev API グループを operator.knative.dev API グループに置き換えてから、OpenShift Serverless の最新バージョンにアップグレードできるようにする必要があります。

    重要

    この変更により、oc get knativeserving などの完全修飾 APIGroup および kind がないコマンドの信頼性は低くなり、常に正常に機能する状態を保てなくなります。

    OpenShift Serverless 1.6.0 へのアップグレード後に、この問題を解決するために古い CRD を削除する必要があります。以下のコマンドを実行して古い CRD を削除できます。

    $ oc delete crd knativeservings.serving.knative.dev
  • 新規 OpenShift Serverless リリースの Subscription Update Channel は、 techpreview から preview-4.3 に更新されました。

    重要

    アップグレードについてのドキュメントに従ってチャネルを更新し、最新の OpenShift Serverless バージョンを使用できるようにする必要があります。

  • OpenShift Serverless が HTTP_PROXY の使用をサポートするようになりました。
  • OpenShift Serverless は HTTPS_PROXY クラスタープロキシー設定をサポートするようになりました。

    注記

    この HTTP_PROXY サポートにはカスタム証明書の使用は含まれません。

  • KnativeServing CRD はデフォルトで Developer Catalog から非表示になり、クラスター管理者のパーミッションを持つユーザーのみがこれを表示できるようになりました。
  • KnativeServing コントロールプレーンおよびデータプレーンの一部は、デフォルトで可用性が高い (HA) ものとしてデプロイされるようになりました。
  • Kourier はアクティブに監視され、変更を自動的に調整するようになりました。
  • OpenShift Serverless は OpenShift Container Platform の夜間ビルドでの使用をサポートするようになりました。

1.4.2. 修正された問題

  • 以前のバージョンでは、oc explain コマンドが適切に動作しませんでした。KnativeServing CRD の構造スキーマが OpenShift Serverless 1.6.0 で更新され、oc explain コマンドが正常に機能するようになりました。
  • 以前のバージョンでは、複数の KnativeServing CR を作成できました。OpenShift Serverless 1.6.0 では、複数の KnativeServing CR が同期的に回避されるようになりました。複数の KnativeServing CR を作成しようとすると、エラーが発生します。
  • 以前のバージョンでは、OpenShift Serverless には GCP での OpenShift Container Platform デプロイメントとの互換性がありませんでした。この問題は OpenShift Serverless 1.6.0 で修正されました。
  • 以前のリリースでは、Knative Serving Webhook は、クラスターに 170 を超える namespace がある場合にメモリー不足のエラーでクラッシュしていました。この問題は OpenShift Serverless 1.6.0 で修正されました。
  • 以前のリリースでは、OpenShift Serverless は、ルートが別のコンポーネントによって変更された場合に作成された OpenShift Container Platform ルートを自動的に修正しませんでした。この問題は OpenShift Serverless 1.6.0 で修正されました。
  • 以前のバージョンでは、KnativeServing CR を削除すると、システムがハングすることがありました。この問題は OpenShift Serverless 1.6.0 で修正されました。
  • OpenShift Serverless 1.5.0 で発生したサービスメッシュから Kourier への ingress の移行により、孤立した VirtualServices がシステムに残ることがありました。OpenShift Serverless 1.6.0 では、孤立した VirtualServices が自動的に削除されます。

1.4.3. 既知の問題

  • OpenShift Serverless 1.6.0 では、クラスター管理者がドキュメントで説明されているアンインストール手順に従って OpenShift Serverless をアンインストールしても、Serverless のドロップダウンは OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブに依然として表示され、Knative Service リソースは OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブに依然として表示されます。このオプションを使用して Knative サービスを作成することはできますが、これらの Knative サービスは動作しません。

    OpenShift Serverless が OpenShift Container Platform Web コンソールに表示されないようにするには、クラスター管理者は Knative Serving CR を削除した後にデプロイメントから追加の CRD を削除する必要があります。

    クラスター管理者は、以下のコマンドを実行してこれらのロールを削除できます。

    $ oc get crd -oname | grep -E '(serving|internal).knative.dev' | xargs oc delete
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