7.3. クラスターロギングの設定
クラスターロギングは、openshift-logging
プロジェクトにデプロイされるクラスターロギングのカスタムリソース (CR) を使用して設定できます。
Cluster Logging Operator は、クラスターロギング CR への変更の有無を監視し、欠落しているロギングコンポーネントを作成し、ロギングデプロイメントを適宜調整します。
クラスターロギング CR はクラスターロギングのカスタムリソース定義 (CRD) に基づいており、これは完全なクラスターロギングデプロイメントを定義し、ログを収集し、保存し、視覚化するために必要なロギングスタックのすべてのコンポーネントが含まれます。
クラスターロギングのカスタムリソース (CRD) のサンプル
apiVersion: logging.openshift.io/v1 kind: ClusterLogging metadata: creationTimestamp: '2019-03-20T18:07:02Z' generation: 1 name: instance namespace: openshift-logging spec: collection: logs: fluentd: resources: null type: fluentd curation: curator: resources: null schedule: 30 3 * * * type: curator logStore: elasticsearch: nodeCount: 3 redundancyPolicy: SingleRedundancy resources: limits: cpu: memory: requests: cpu: memory: storage: {} type: elasticsearch managementState: Managed visualization: kibana: proxy: resources: null replicas: 1 resources: null type: kibana
クラスターロギングについて以下を設定できます。
- クラスターロギングを管理外の状態にします。これにより、管理者は個別のコンポーネントの設定およびアップグレードを完全に制御することが想定されます。
-
cluster-logging-operator
デプロイメントで該当する環境変数を変更し、各クラスターロギングコンポーネントのイメージを上書きすることができます。 - ノードセレクターを使用してロギングコンポーネントの特定のノードを指定できます。
7.3.1. クラスターロギングコンポーネントイメージについて
クラスターロギングには、それぞれが 1 つ以上のイメージで実装されている複数のコンポーネントがあります。各イメージは openshift-logging プロジェクトの cluster-logging-operator デプロイメントで定義される環境変数で指定されており、これを変更することはできません。
以下のコマンドを実行してイメージを表示できます。
$ oc -n openshift-logging set env deployment/cluster-logging-operator --list | grep _IMAGE
ELASTICSEARCH_IMAGE=registry.redhat.io/openshift4/ose-logging-elasticsearch5:v4.3 1 FLUENTD_IMAGE=registry.redhat.io/openshift4/ose-logging-fluentd:v4.3 2 KIBANA_IMAGE=registry.redhat.io/openshift4/ose-logging-kibana5:v4.3 3 CURATOR_IMAGE=registry.redhat.io/openshift4/ose-logging-curator5:v4.3 4 OAUTH_PROXY_IMAGE=registry.redhat.io/openshift4/ose-oauth-proxy:v4.3 5
値は、環境によって異なる可能性があります。
ロギングルートは Cluster Logging Operator によって管理され、ユーザーが変更することはできません。