5.2. Report の作成
Report の作成は、メータリングを使用してデータを処理し、分析する手段です。
Report を作成するには、oc
を使用して、YAML ファイルで Report リソースを定義し、必要なパラメーターを指定し、これを openshift-metering
namespace に作成します。
前提条件
- メータリングがインストール済みです。
手順
openshift-metering
プロジェクトに切り替えます。$ oc project openshift-metering
Report リソースを YAML ファイルとして作成します。
以下の内容を含む YAML ファイルを作成します。
apiVersion: metering.openshift.io/v1 kind: Report metadata: name: namespace-cpu-request-2019 1 namespace: openshift-metering spec: reportingStart: '2019-01-01T00:00:00Z' reportingEnd: '2019-12-30T23:59:59Z' query: namespace-cpu-request 2 runImmediately: true 3
- 2
query
は、Report の生成に使用する ReportQuery を指定します。レポートする内容に応じて、この値を変更します。オプションの一覧については、oc get reportqueries | grep -v raw
を実行します。- 1
- Report が
metadata.name
について実行する内容を説明する名前を使用します。使用したクエリー、スケジュールまたは期間などが適切な名前に含まれます。 - 3
- 利用可能なデータを使用して実行できるようにするには、
runImmediately
をtrue
に設定するか、またはreportingEnd
が経過するのを待機するようにするにはfalse
に設定します。
以下のコマンドを実行して Report を作成します。
$ oc create -f <file-name>.yaml report.metering.openshift.io/namespace-cpu-request-2019 created
以下のコマンドで、Report およびそれらの
Running
ステータスを一覧表示できます。$ oc get reports NAME QUERY SCHEDULE RUNNING FAILED LAST REPORT TIME AGE namespace-cpu-request-2019 namespace-cpu-request Finished 2019-12-30T23:59:59Z 26s