6.4. 仮想マシンの状態の制御
Container-native Virtualization を使用すると、Web コンソールおよびコマンドラインインターフェース (CLI) から仮想マシンを停止し、起動し、再起動できます。
6.4.1. Web コンソールからの仮想マシンの制御
Web コンソールから仮想マシンを停止し、起動し、再起動することもできます。
6.4.1.1. 仮想マシンの起動
Web コンソールから仮想マシンを起動できます。
手順
-
Container-native Virtualization コンソールで Workloads
Virtual Machinesをクリックします。 この画面から仮想マシンを起動します。 これにより、1 つの画面で複数のマシンに対してアクションを実行することがより容易になります。 または、Virtual Machine Details 画面から仮想マシンを起動することもできます。 この場合、選択された仮想マシンの総合的な詳細情報を確認できます。
-
仮想マシンの末尾にある Options メニュー
をクリックし、Start Virtual Machine を選択します。
- 仮想マシン名をクリックして Virtual Machine Details 画面を開き、Actions をクリックして Start Virtual Machine を選択します。
-
仮想マシンの末尾にある Options メニュー
- 確認ウィンドウで Start をクリックし、仮想マシンを起動します。
URL
ソースからプロビジョニングされる仮想マシンの初回起動時に、Container-native Virtualization が URL エンドポイントからコンテナーをインポートする間、仮想マシンの状態は Importing になります。このプロセスは、イメージのサイズによって数分の時間がかかる可能性があります。
6.4.1.2. 仮想マシンの再起動
Web コンソールから実行中の仮想マシンを再起動できます。
ステータスが Importing の仮想マシンは再起動しないでください。この仮想マシンを再起動すると、エラーが発生します。
手順
-
Container-native Virtualization コンソールで Workloads
Virtual Machinesをクリックします。 この画面から仮想マシンを再起動します。 これにより、1 つの画面で複数のマシンに対してアクションを実行することがより容易になります。 または、Virtual Machine Details 画面から仮想マシンを起動することもできます。 この場合、選択された仮想マシンの総合的な詳細情報を確認できます。
- ディスクの Options メニュー
- kebab を
- を仮想マシンの末尾でクリックし、Restart Virtual Machineを選択します。仮想マシン名をクリックして Virtual Machine Details 画面を開き、Actions クリックして Restart Virtual Machine を選択します。確認ウィンドウで Restart をクリックし、仮想マシンを再起動します。
6.4.1.3. 仮想マシンの停止
Web コンソールから仮想マシンを停止できます。
手順
-
Container-native Virtualization コンソールで Workloads
Virtual Machinesをクリックします。 この画面から仮想マシンを停止します。 これにより、1 つの画面で複数のマシンに対してアクションを実行することがより容易になります。 または、Virtual Machine Details 画面から仮想マシンを停止することもできます。 この場合、選択された仮想マシンの総合的な詳細情報を確認できます。
-
仮想マシンの末尾にある Options メニュー
をクリックし、Stop Virtual Machine を選択します。
- 仮想マシン名をクリックして Virtual Machine Details 画面を開き、Actions クリックして Stop Virtual Machine を選択します。
-
仮想マシンの末尾にある Options メニュー
- 確認ウィンドウで Stop をクリックし、仮想マシンを停止します。
6.4.2. 仮想マシンを制御するための CLI リファレンス
以下の virtctl
クライアントユーティリティーおよび oc
コマンドを使用して仮想マシンの状態を変更し、仮想マシンおよびそれらを表す仮想マシンインスタンスの一覧を表示します。
virtctl
コマンドを実行する場合、Web コンソールで仮想マシンを表す仮想マシンインスタンスではなく、仮想マシン自体を変更します。
6.4.2.1. start
仮想マシンを起動します。
例: 現行プロジェクトでの仮想マシンの起動
$ virtctl start <example-vm>
例: 特定プロジェクトでの仮想マシンの起動
$ virtctl start <example-vm> -n <project_name>
6.4.2.2. restart
実行中の仮想マシンを再起動します。
例: 現行プロジェクトでの仮想マシンの再起動
$ virtctl restart <example-vm>
例: 特定のプロジェクトでの仮想マシンの再起動
$ virtctl restart <example-vm> -n <project_name>
6.4.2.3. stop
実行中の仮想マシンを停止します。
例: 現行プロジェクトでの仮想マシンの停止
$ virtctl stop <example-vm>
例: 特定のプロジェクトでの仮想マシンの停止
$ virtctl stop <example-vm> -n <project_name>
6.4.2.4. list
プロジェクトに仮想マシンまたは仮想マシンインスタンスを一覧表示します。仮想マシンインスタンスは仮想マシン自体を抽象化したものです。
例: 現行プロジェクトでの仮想マシンの一覧表示
$ oc get vm
例: 特定プロジェクトでの仮想マシンの一覧表示
$ oc get vm -n <project_name>
例: 現行プロジェクトでの実行中の仮想マシンインスタンスの一覧表示
$ oc get vmi
例: 特定プロジェクトでの実行中の仮想マシンインスタンスの一覧表示
$ oc get vmi -n <project_name>