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第5章 Web コンソールからの Jaeger ストリーミングストラテジーのデプロイ

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streaming デプロイメントストラテジーは、実稼働環境向けのストラテジーであり、トレースデータの長期の保存が重要となり、より拡張性および高可用性のあるアーキテクチャーも必要になります。

streaming ストラテジーは、Collector とストレージ (Elasticsearch) 間に配置されるストリーミング機能を提供します。これにより、負荷の高い状況でストレージに加わる圧力を軽減し、他のトレースの後処理機能がストリーミングプラットフォーム (Kafka) から直接リアルタイムのスパンデータを利用できるようにします。

注記

ストリーミングストラテジーには、AMQ Streams 用の追加の Red Hat サブスクリプションが必要です。AMQ Streams サブスクリプションをお持ちでない場合は、営業担当者にお問い合わせください。

前提条件

  • AMQ Streams Operator がインストールされている必要があります。バージョン 1.4.0 以降を使用している場合は、セルフプロビジョニングを使用できます。それ以外の場合は、Kafka インスタンスを作成する必要があります。
  • Jaeger Operator がインストールされている必要があります。
  • Jaeger インストールのカスタマイズ方法についての手順を確認します。
  • cluster-admin ロールを持つアカウントが必要です。

手順

  1. cluster-admin ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
  2. 新規プロジェクト (例: jaeger-system) を作成します。

    1. Home Projects に移動します。
    2. Create Project をクリックします。
    3. Name フィールドに jaeger-system を入力します。
    4. Create をクリックします。
  3. Operators Installed Operators に移動します。
  4. 必要な場合は、Project メニューから jaeger-system を選択します。Operator が新規プロジェクトにコピーされるまでに数分待機する必要がある場合があります。
  5. Jaeger Operator をクリックします。Overview タブの Provided APIs で、Operator は単一リンクを提供します。
  6. JaegerCreate Instance をクリックします。
  7. Create Jaeger ページで、デフォルトの all-in-one yaml テキストをストリーミング用の YAML 設定に置き換えます。以下は例になります。

例: jaeger-streaming.yaml ファイル

apiVersion: jaegertracing.io/v1
kind: Jaeger
metadata:
  name: jaeger-streaming
spec:
  strategy: streaming
  collector:
    options:
      kafka:
        producer:
          topic: jaeger-spans
          #Note: If brokers are not defined,AMQStreams 1.4.0+ will self-provision Kafka.
          brokers: my-cluster-kafka-brokers.kafka:9092
  storage:
    type: elasticsearch
  ingester:
    options:
      kafka:
        consumer:
          topic: jaeger-spans
          brokers: my-cluster-kafka-brokers.kafka:9092

  1. Create をクリックして Jaeger インスタンスを作成します。
  2. Jaegers ページで、 Jaeger インスタンスの名前 (例: jaeger-streaming) をクリックします。
  3. Jaeger Details ページで、Resources タブをクリックします。すべての Pod のステータスが「Running」になるまで待機してから続行します。

5.1. CLI からの Jaeger ストリーミングのデプロイ

以下の手順に従って、コマンドラインから Jaeger のインスタンスを作成します。

前提条件

  • OpenShift Jaeger Operator がインストールされ、検証済みです。
  • OpenShift CLI (oc) へのアクセスが可能です。
  • cluster-admin ロールを持つアカウントが必要です。

手順

  1. cluster-admin ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform CLI にログインします。

    $ oc login https://{HOSTNAME}:8443
  2. jaeger-system という名前の新規プロジェクトを作成します。

    $ oc new-project jaeger-system
  3. 直前の手順のサンプルファイルのテキストが含まれる jaeger-streaming.yaml という名前のカスタムリソースファイルを作成します。
  4. 以下のコマンドを実行して Jaeger をデプロイします。

    $ oc create -n jaeger-system -f jaeger-streaming.yaml
  5. 以下のコマンドを実行して、インストールプロセス時の Pod の進捗を確認します。

    $ oc get pods -n jaeger-system -w

    インストールプロセスが完了すると、以下のような出力が表示されるはずです。

    NAME                                                              READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    elasticsearch-cdm-jaegersystemjaegerstreaming-1-697b66d6fcztcnn   2/2     Running   0          5m40s
    elasticsearch-cdm-jaegersystemjaegerstreaming-2-5f4b95c78b9gckz   2/2     Running   0          5m37s
    elasticsearch-cdm-jaegersystemjaegerstreaming-3-7b6d964576nnz97   2/2     Running   0          5m5s
    jaeger-streaming-collector-6f6db7f99f-rtcfm                       1/1     Running   0          80s
    jaeger-streaming-entity-operator-6b6d67cc99-4lm9q                 3/3     Running   2          2m18s
    jaeger-streaming-ingester-7d479847f8-5h8kc                        1/1     Running   0          80s
    jaeger-streaming-kafka-0                                          2/2     Running   0          3m1s
    jaeger-streaming-query-65bf5bb854-ncnc7                           3/3     Running   0          80s
    jaeger-streaming-zookeeper-0                                      2/2     Running   0          3m39s
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