2.13. odo 1.1.0 リリースノート
2.13.1. odo
1.1.0 の主な改善点
- IBM Z および PowerPC アーキテクチャーバイナリーが利用できるようになりました。
-
odo catalog
が改善され、より有用な出力情報が提供されるようになりました。 -
odo service create
コマンドに情報プロンプトが追加され、次のステップについてのシナリオが提供されるようになりました。 -
ログの冗長性は、環境変数
ODO_LOG_LEVEL
を使用して設定できるようになりました。 -
odo preference set PushTimeout <seconds>
を使用して、コマンドが失敗する前に、odo
がコンポーネント Pod のデプロイを待機する秒数を指定します。 - ドキュメントが全体的に改善されました。本書には、odo の内部アーキテクチャーについての説明が含まれています。
2.13.2. サポート
ドキュメント
ドキュメントのエラーが見つかったか、またはドキュメントの改善に関する提案をお寄せいただける場合は、Bugzilla に報告してください。OpenShift Container Platform の製品タイプおよび Documentation コンポーネントタイプを選択します。
製品
エラーを見つけた場合や、odo
の機能に関するバグが見つかった場合やこれに関する改善案をお寄せいただける場合は、Bugzilla に報告してください。製品タイプとして Red Hat odo for OpenShift Container Platform を選択します。
問題の詳細情報をできる限り多く入力します。
2.13.3. 修正された問題
- Bug 1760573: プロジェクトの削除後に、アクティブなポインターが現在のアクティブなプロジェトに切り替わりません。
-
Bug 1760578:
odo watch
コマンドは Git ベースのコマンドについてのエラーメッセージを出して失敗するはずであるのに失敗しません。 -
Bug 1760583:
odo config unset
コマンドは環境変数の設定を解除しませんが、設定を解除したことを示唆します。 -
Bug 1760585:
odo delete --all
は、$HOME
から実行されると$HOME/.odo
フォルダーを削除します。 -
Bug 1760589: 自動補完は
odo push
の--context
フラグでは機能しません。 -
Bug 1761442:
component create
コマンドは、バイナリーが一時フォルダーにある場合、--context
フラグおよび--binary
フラグと共に使用すると失敗します。 - Bug 1783179: 環境変数を設定し、URL ルートを作成し、コンポーネントのソースコードを変更すると、URL ルートにはアクセスできなくなります。
2.13.4. 既知の問題
-
Bug 1760574: 削除された namespace が
odo project get
コマンドで一覧表示されます。 -
Bug 1760575:
odo app delete
コマンドはアプリケーションコンポーネントを削除しますが、サービスを削除しません。 -
Bug 1760577:
odo push
コマンドは、コンポーネント名が変更されると OpenShift オブジェクトを削除しません。 -
Bug 1760586:
odo delete
コマンドは、プロジェクトが削除され、コンポ ーネント名が設定されると無限ループを開始します。 -
Bug 1760588:
odo service create
コマンドは Cygwin で実行されるとクラッシュします。 -
Bug 1760590: Windows 用の Git BASH では、
odo login -u developer
は要求された場合も入力されたパスワードを非表示にしません。 -
Bug 1783188: 非接続クラスターでは、
odo component create
コマンドは、コンポーネントがカタログ一覧に一覧表示されていてもエラーの…tag not found…
をスローします。 - Bug 1761440: 1 つのオブジェクトに同じタイプの 2 つのサービスを作成することができません。
2.13.5. odo
1.1.0 のテクノロジープレビュー機能
odo debug
は、ユーザーが OpenShift Container Platform の Pod で実行されているコンポーネントにローカルデバッガーを割り当てることを可能にする機能です。
odo debug は現時点ではテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。
-
odo debug port-forward
コマンドを使用してポート転送を開始します。 -
odo config set DebugPort 9292
コマンドを使用して、デバッグエージェントが実行すべきリモートポートを指定します。 -
odo debug port-forward --local-port 9292
コマンドを使用すると、ポート転送のローカルポートを指定できます。