第76章 Crypto (Java 暗号化拡張) DataFormat
Camel バージョン 2.3 以降で利用可能
Crypto Data Format は、Java Cryptographic Extension を Camel に統合し、Camel の使い慣れたマーシャルおよびアンマーシャルフォーマットメカニズムを使用して、メッセージのシンプルかつ柔軟な暗号化と復号化を可能にします。マーシャリングは暗号文への暗号化を意味し、アンマーシャリングは元の平文への復号化を意味すると想定しています。このデータ形式は、対称 (共有キー) 暗号化と復号化のみを実装します。
76.1. CryptoDataFormat オプション
Crypto (Java Cryptographic Extension) データ形式は、以下に示す 10 個のオプションをサポートしています。
名前 | デフォルト | Java タイプ | 説明 |
---|---|---|---|
algorithm |
|
| 使用される暗号アルゴリズムを示す JCE アルゴリズム名。デフォルトでは DES/CBC/PKCS5Padding です。 |
cryptoProvider |
| 使用する JCE セキュリティープロバイダーの名前。 | |
keyRef |
| 使用するレジスタから参照する秘密鍵を参照します。 | |
initVectorRef |
| Cipher の初期化に使用される初期化ベクトルを含むバイト配列を参照します。 | |
algorithmParameterRef |
| Cipher の初期化に使用される JCE AlgorithmParameterSpec。指定された名前を java.security.spec.AlgorithmParameterSpec タイプとして使用してタイプを検索します。 | |
buffersize |
| 署名プロセスで使用されるバッファーのサイズ。 | |
macAlgorithm |
|
| メッセージ認証アルゴリズムを示す JCE アルゴリズム名。 |
shouldAppendHMAC |
|
| メッセージ認証コードを計算して暗号化されたデータに追加する必要があることを示すフラグ。 |
inline |
|
| 設定された IV を暗号化されたデータストリームにインライン化する必要があることを示すフラグ。デフォルトでは false です。 |
contentTypeHeader |
|
| データフォーマットがデータ形式を実行できる場合は、データフォーマットの型で Content-Type ヘッダーを設定するかどうか。たとえば、XML にマーシャリングするデータ形式の場合は application/xml、JSON にマーシャリングするデータ形式の場合は JSon です。 |