290.3. URI 形式
SAP コンポーネントによって提供されるエンドポイントには、リモートファンクションコール (RFC) エンドポイントと中間ドキュメント (IDoc) エンドポイントの 2 種類があります。
RFC エンドポイントの URI 形式は次のとおりです。
sap-srfc-destination:destinationName:rfcName sap-trfc-destination:destinationName:rfcName sap-qrfc-destination:destinationName:queueName:rfcName sap-srfc-server:serverName:rfcName[?options] sap-trfc-server:serverName:rfcName[?options]
IDoc エンドポイントの URI 形式は次のとおりです。
sap-idoc-destination:destinationName:idocType[:idocTypeExtension[:systemRelease[:applicationRelease]]] sap-idoclist-destination:destinationName:idocType[:idocTypeExtension[:systemRelease[:applicationRelease]]] sap-qidoc-destination:destinationName:queueName:idocType[:idocTypeExtension[:systemRelease[:applicationRelease]]] sap-qidoclist-destination:destinationName:queueName:idocType[:idocTypeExtension[:systemRelease[:applicationRelease]]] sap-idoclist-server:serverName:idocType[:idocTypeExtension[:systemRelease[:applicationRelease]]][?options]
sap-endpointKind-destination で始まる URI 形式は、宛先エンドポイント (つまり、Camel producer エンドポイント) を定義し、destinationName は SAP インスタンスへの特定のアウトバウンド接続の名前です。で説明されているように、アウトバウンド接続はコンポーネントレベルで名前が付けられ、設定されます。「宛先設定」
sap-endpointKind-server で始まる URI 形式は、サーバーエンドポイント (つまり、Camel consumer エンドポイント) を定義し、serverName は SAP インスタンスからの特定のインバウンド接続の名前です。「サーバー設定」 で説明されているように、インバウンド接続は、コンポーネントレベルで名前が付けられ、設定されます。
RFC エンドポイント URI のその他のコンポーネントは次のとおりです。
- rfcName
- (必須) 宛先エンドポイント URI では、接続された SAP インスタンスのエンドポイントによって呼び出される RFC の名前です。サーバーエンドポイント URI では、接続された SAP インスタンスから呼び出されたときにエンドポイントによって処理される RFC の名前です。
- queueName
- このエンドポイントが SAP リクエストを送信するキューを指定します。
IDoc エンドポイント URI のその他のコンポーネントは次のとおりです。
- idocType
- (必須) このエンドポイントによって生成される IDoc の基本 IDoc タイプを指定します。
- idocTypeExtension
- このエンドポイントによって生成された IDoc の IDoc タイプ拡張 (存在する場合) を指定します。
- systemRelease
- このエンドポイントによって生成された IDoc に関連付けられている SAP Basis Release がある場合は、それを指定します。
- applicationRelease
- このエンドポイントによって生成された IDoc の関連付けられたアプリケーションリリースがある場合は、それを指定します。
- queueName
- このエンドポイントが SAP リクエストを送信するキューを指定します。