221.6. プロデューサーの使用
各メーターにはタイプと名前があります。サポートされているタイプは、counter、distribution summary、および timer です。タイプが指定されていない場合、デフォルトでカウンターが使用されます。
メーター名は Simple
式として評価される文字列です。CamelMetricsName
ヘッダー (以下を参照) を使用することに加えて、エクスチェンジデータに応じてメーターを選択できます。
オプションの tags
URI パラメーターは、key=value
式で構成されるコンマ区切りの文字列です。key
と value
はどちらも Simple
式としても評価される文字列です。たとえば、URI パラメーター tags=X=${header.Y}
は、ヘッダー Y
の現在の値をキー X
に割り当てます。
221.6.1. ヘッダー
URI で定義されたメーター名は、ヘッダーに CamelMetricsName
という名前を入力することでオーバーライドできます。URI パラメーターとして定義されたメータータグは、CamelMetricsTags
という名前のヘッダーを設定することで拡張できます。
以下に例を示します。
from("direct:in") .setHeader(MicrometerConstants.HEADER_METRIC_NAME, constant("new.name")) .setHeader(MicrometerConstants.HEADER_METRIC_TAGS, constant(Tags.of("dynamic-key", "dynamic-value"))) .to("metrics:counter:name.not.used?tags=key=value") .to("direct:out");
値 value
を持つタグ key
に加えて、値 dynamic-value
を持つタグ dynamic-key
を使用して、name.not.used
の代わりに new.name
という名前のカウンターを更新します。
Micrometer エンドポイントがエクスチェンジの処理を完了すると、すべてのメトリクス固有のヘッダーがメッセージから削除されます。exchange Micrometer エンドポイントの処理中に、すべての例外をキャッチし、level warn
を使用してログエントリーを書き込みます。