264.2. オプション
Properties コンポーネントは、以下に示す 17 個のオプションをサポートしています。
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
locations (common) | プロパティーを読み込むロケーションのリスト。このオプションは、デフォルトのロケーションを上書きし、このオプションのロケーションのみを使用します。 | List | |
location (common) | プロパティーを読み込むロケーションのリスト。コンマを使用して複数のロケーションを区切ることができます。このオプションは、デフォルトのロケーションを上書きし、このオプションのロケーションのみを使用します。 | String | |
encoding (common) | ファイルシステムまたはクラスパスからプロパティーファイルをロードするときに使用するエンコーディング。エンコーディングが設定されていない場合、java.util.Properties#load (java.io.InputStream) で説明されているように、プロパティーファイルは ISO-8859-1 エンコーディング (latin-1) を使用してロードされます。 | String | |
propertiesResolver (common) | カスタム PropertiesResolver を使用する場合。 | PropertiesResolver | |
propertiesParser (common) | カスタム PropertiesParser を使用する場合。 | PropertiesParser | |
cache (common) | 読み込まれたプロパティーをキャッシュするかどうか。デフォルト値は true です。 | true | boolean |
propertyPrefix (advanced) | 解決前にプロパティー名の前に付けられるオプションの接頭辞。 | String | |
propertySuffix (advanced) | 解決前にプロパティー名に追加されるオプションの接尾辞。 | String | |
fallbackToUnaugmented Property (advanced) | true の場合、最初に propertyPrefix と propertySuffix で拡張されたプロパティー名の解決を試みてから、指定されたプレーンなプロパティー名にフォールバックします。false の場合、拡張されたプロパティー名のみが検索されます。 | true | boolean |
defaultFallbackEnabled (common) | false の場合、コンポーネントはコロン区切り記号を調べてキーのデフォルトを見つけようとしません。 | true | boolean |
ignoreMissingLocation (common) | プロパティーファイルが見つからないなど、ロケーションが見つからない場合に黙って無視するかどうか。 | false | boolean |
prefixToken (advanced) | 置換するプロパティーを識別するために使用される接頭辞トークンの値を設定します。null の値を設定すると、デフォルトのトークンが復元されます (リンク DEFAULT_PREFIX_TOKEN)。 | {{ | String |
suffixToken (advanced) | 置換するプロパティーを識別するために使用される接尾辞トークンの値を設定します。null の値を設定すると、デフォルトのトークンが復元されます (リンク DEFAULT_SUFFIX_TOKEN)。 | }} | String |
initialProperties (advanced) | ロケーションが解決される前に使用される初期プロパティーを設定します。 | Properties | |
overrideProperties (advanced) | プロパティーが存在する場合、優先されて最初に使用されるオーバーライドプロパティーの特別なリストを設定します。 | Properties | |
systemPropertiesMode (common) | システムプロパティーモードを設定します。 | 2 | int |
resolveProperty Placeholders (advanced) | 起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。 | true | boolean |
Properties エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。
properties:key
パスおよびクエリーパラメーターを使用します。
264.2.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
key | 必須 プレースホルダーとして使用するプロパティーキー | String |
264.2.2. クエリーパラメーター (6 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
ignoreMissingLocation (common) | プロパティーファイルが見つからないなど、ロケーションが見つからない場合に黙って無視するかどうか。 | false | boolean |
locations (common) | プロパティーを読み込むロケーションのリスト。コンマを使用して複数のロケーションを区切ることができます。このオプションは、デフォルトのロケーションを上書きし、このオプションのロケーションのみを使用します。 | String | |
bridgeErrorHandler (consumer) | コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN/ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | false | boolean |
exceptionHandler (consumer) | コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN/ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | ExceptionHandler | |
exchangePattern (consumer) | エクスチェンジの作成時にデフォルトのエクスチェンジパターンを設定します。 | ExchangePattern | |
synchronous (advanced) | 同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。 | false | boolean |
Java コードからのプロパティーの解決CamelContext
で resolvePropertyPlaceholders
メソッドを使用して、任意の Java コードからプロパティーを解決できます。