321.7. Spring の Java 設定
Spring は、XML Config を使用して Bean を接続することから始まりました。しかし、XML の使用を好まず、むしろ Java コードを使用したいという人もいます。その結果、Spring JavaConfig プロジェクトとともに Guice が作成されました。
Camel では、XML または Java 設定アプローチのいずれかを使用できます。どちらがいいかは自由です。
321.7.1. Spring Java Config の使用
Camel プロジェクトで Spring Java Config を使用するには、pom.xml に以下を追加するのが最も簡単です。
<dependency> <groupId>org.apache.camel</groupId> <artifactId>camel-spring-javaconfig</artifactId> <version>${camel-version}</version> </dependency>
これにより、Spring JavaConfig ライブラリーに依存関係が追加され、Spring 内で Camel を設定するためのいくつかのヘルパークラスが追加されます。
このライブラリーは完全にオプションであることに注意してください。Java Config を使用して自分で Camel を配線するだけです。
321.7.2. 設定
Camel で JavaConfig を使用する最も一般的なケースは、ルーターが使用するルートのリストを定義して設定を作成することです。
@Configuration public class MyRouteConfiguration extends CamelConfiguration { @Autowire private MyRouteBuilder myRouteBuilder; @Autowire private MyAnotherRouteBuilder myAnotherRouteBuilder; @Override public List<RouteBuilder> routes() { return Arrays.asList(myRouteBuilder, myAnotherRouteBuilder); } }
Camel 2.13.0 以降では、routes() 定義をスキップして、Spring コンテキストにある RouteBuilder インスタンスにフォールバックできます。
@Configuration @ComponentScan("com.example.routes") public class MyRouteConfiguration extends CamelConfiguration { }
321.7.3. テスト
Camel 2.11.0 以降、CamelSpringDelegatingTestContextLoader
で CamelSpringJUnit4ClassRunner
を使用できます。これは、Java Config と Camel の統合をテストするための推奨される方法です。
RouteBuilder インスタンスのコレクションを作成する場合は、CamelConfiguration ヘルパークラスから派生させて、routes() メソッドを実装します。(Camel 2.13.0 以降) routes() メソッドをオーバーライドしない場合、CamelConfiguration は Spring コンテキストで使用可能なすべての RouteBuilder インスタンスを使用することに注意してください。
Java Config を使用した次の例は、 Java Config と Camel 2.10 以前との統合をテストする方法を示しています。JavaConfigContextLoader
は非推奨であり、CamelSpringDelegatingTestContextLoader
に代わって Camel の将来のバージョンで削除される可能性があることに注意してください。
@ContextConfiguration アノテーションは、使用する設定として ContextConfig クラスをロードするように Spring Testing フレームワークに指示します。このクラスは、CamelContext を設定し、作成した RouteBuilder を登録するヘルパー Spring Java Config クラスである SingleRouteCamelConfiguration から派生します。