319.6. サポートクラス
コンポーネントとは別に、Camel Spring Batch は、Spring Batch インフラストラクチャーにフックするために使用できるサポートクラスも提供します。
319.6.1. CamelItemReader
						CamelItemReader を使用して、Camel インフラストラクチャーから直接バッチデータを読み取ることができます。
					
たとえば、以下のスニペットは、JMS キューからデータを読み取るように Spring Batch を設定します。
319.6.2. CamelItemWriter
						CamelItemWriter は CamelItemReader と同様の目的を持っていますが、処理されたデータのチャンクを書き込む専用です。
					
たとえば、以下のスニペットは、JMS キューからデータを読み取るように Spring Batch を設定します。
319.6.3. CamelItemProcessor
						CamelItemProcessor は、Spring Batch org.springframework.batch.item.ItemProcessor インターフェイスの実装です。後者の実装は、Request Reply パターン を中継して、バッチアイテムの処理を Camel インフラストラクチャーに委譲します。処理するアイテムは、メッセージの本文として Camel エンドポイントに送信されます。
					
たとえば、以下のスニペットは、Direct エンドポイント と Simple 式言語 を使用して、バッチアイテムの簡単な処理を実行します。
319.6.4. CamelJobExecutionListener
						CamelJobExecutionListener は、ジョブ実行イベントを Camel エンドポイントに送信する org.springframework.batch.core.JobExecutionListener インターフェイスの実装です。
					
						Spring Batch によって生成された org.springframework.batch.core.JobExecution インスタンスは、メッセージのボディーとして送信されます。コールバックの前後を区別するには、SPRING_BATCH_JOB_EVENT_TYPE ヘッダーを BEFORE または AFTER の値に設定します。
					
以下のスニペットの例では、Spring Batch ジョブ実行イベントを JMS キューに送信します。