1.4. クラスター管理者のアクティビティー


マシンの管理、ユーザーへのサービス提供、監視およびログのレポートの追跡を行います。OpenShift Container Platform の機能をより深く理解するには、次の OpenShift Container Platform ドキュメントを確認してください。

  • OpenShift Container Platform の管理を理解する: OpenShift Container Platform 4.18 コントロールプレーンのコンポーネントを説明します。OpenShift Container Platform コントロールプレーンおよびコンピュートノードが、マシン API および Operator によりどのように管理、更新されるかを確認してください。
  • クラスター機能: クラスター管理者は、インストール前に無効化されたクラスター機能を有効にできます。

1.4.1. クラスターコンポーネントの管理

  • マシンの管理: 健全性チェックをデプロイ し、オートスケーリングを適用 することで、マシンセットを使用してクラスター内の コンピュート および コントロールプレーン マシンを管理します。
  • コンテナーレジストリーを管理する: 各 OpenShift Container Platform クラスターには、そのイメージを保存するための組み込みのコンテナーレジストリーが含まれています。OpenShift Container Platform で使用する別の Red Hat Quay レジストリーを設定することもできます。Quay.io Web サイトは、OpenShift Container Platform コンテナーと Operator を保存するパブリックコンテナーレジストリーを提供します。
  • ユーザーとグループを管理する: クラスターを使用または変更するための、さまざまなレベルの権限を持つユーザーとグループを追加します。
  • 認証を管理する: OpenShift Container Platform で、ユーザー、グループ、および API 認証がどのように機能するかを確認します。OpenShift Container Platform は、複数のアイデンティティープロバイダー をサポートします。
  • ingressAPI サーバー、および サービス 証明書を管理する: OpenShift Container Platform は、Ingress Operator、API サーバー、および暗号化を必要とする複雑なミドルウェアアプリケーションが必要とするサービスに対して、デフォルトで証明書を作成します。これらの証明書を変更、追加、またはローテーションする必要がある場合があります。
  • ネットワークを管理する: OpenShift Container Platform のクラスターネットワークは、Cluster Network Operator (CNO) によって管理されます。CNO は、kube-proxy の iptables ルールを使用して、ノードとそれらのノード上で実行されている Pod 間のトラフィックを転送します。Multus Container Network Interface は、複数のネットワークインターフェイス を Pod に割り当てる機能を追加します。ネットワークポリシー 機能を使用すると、Pod を分離したり、選択したトラフィックを許可したりできます。
  • ストレージを管理する: OpenShift Container Platform を使用すると、クラスター管理者は Red Hat OpenShift Data FoundationAWS Elastic Block StoreNFSiSCSIContainer Storage Interface (CSI) などを使用して永続ストレージを設定できます。永続ボリュームを拡張 し、動的プロビジョニング を設定して、CSI を使用した永続ストレージの スナップショット の 設定、クローンの作成、および使用が可能です。
  • Operator を管理する: クラスター管理者は Red Hat、ISV、コミュニティーの Operator リストを確認できます。このリストは、クラスターにインストール できます。インストール後に、クラスターで Operator を 実行、アップグレード、バックアップ、または管理できます。
  • Windows コンテナーワークロードについてRed Hat OpenShift の Windows コンテナー機能のサポートを使用して、OpenShift Container Platform クラスターで Windows コンピュートノードを実行できます。これは、Red Hat Windows Machine Config Operator (WMCO) を使用して Windows ノードをインストールし、管理することで実行できます。

1.4.2. クラスターコンポーネントの変更

1.4.3. クラスターの観測

  • OpenShift Logging: ロギングについて説明し、ログストレージ、ログコレクター、ロギング Web コンソールプラグインなどのさまざまなロギングコンポーネントを設定します。
  • Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム: 分散システム、マイクロサービスのスタック全体、高負荷環境を通過する大量のリクエストを保存して視覚化します。分散トレースプラットフォームは、分散トランザクションの監視、インストルメント化されたサービスに関する詳細情報の収集、ネットワークプロファイリング、パフォーマンスとレイテンシーの最適化、根本原因の分析、クラウドネイティブマイクロサービスベースの最新アプリケーションに含まれるコンポーネント間の相互作用のトラブルシューティングに使用します。
  • Red Hat build of OpenTelemetry: テレメトリートレース、メトリクス、ログを計測、生成、収集、エクスポートして、ソフトウェアのパフォーマンスと動作を分析して把握します。Tempo や Prometheus などのオープンソースバックエンドを使用するか、商用製品を使用します。1 つの API と規則のセットについて確認し、生成したデータを所有できます。
  • ネットワーク可観測性: eBPF テクノロジーを使用してネットワークフローを作成し拡充することで、OpenShift Container Platform クラスターのネットワークトラフィックを観測します。さらに洞察を深めてトラブルシューティングを行うために、ダッシュボードの表示とアラートのカスタマイズ、および ネットワークフロー情報の分析 が可能です。
  • クラスター内モニタリング: モニタリングスタックの設定 を説明します。モニタリングの設定後、Web コンソールを使用して モニタリングダッシュボード にアクセスします。インフラストラクチャーメトリクスに加え、独自サービスのメトリクスも収集して表示できます。
  • リモートヘルスモニタリング: OpenShift Container Platform はクラスターに関する匿名の集計情報を収集します。Telemetry および Insights Operator を使用すると、このデータは Red Hat によって受信され、OpenShift Container Platform を改善するために使用されます。リモートヘルスモニタリングによって収集されたデータ を表示できます。
  • Red Hat OpenShift 用パワーモニタリング (テクノロジープレビュー): Red Hat OpenShift 用パワーモニタリングを使用すると、電力使用量を監視し、OpenShift Container Platform クラスター内で実行されている消費電力が多いコンテナーを特定できます。パワーモニタリングは、CPU や DRAM などのさまざまなコンポーネントからエネルギー関連のシステム統計情報を収集し、エクスポートします。パワーモニタリングを使用すると、Kubernetes Pod、namespace、ノードの詳細な電力消費データを取得できます。
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