16.2. 環境に関する情報の取得


AWS VPC クラスターを Outpost に拡張するには、OpenShift Container Platform クラスターと Outpost 環境に関する情報を提供する必要があります。この情報を使用して、ネットワーク設定タスクを完了し、Outpost 内にコンピュートマシンを作成するコンピュートマシンセットを設定します。必要な詳細情報は、コマンドラインツールを使用して収集できます。

16.2.1. OpenShift Container Platform クラスターからの情報の取得

OpenShift CLI (oc) を使用して、OpenShift Container Platform クラスターから情報を取得できます。

ヒント

これらの値の一部またはすべてを、export コマンドを使用して環境変数として保存すると便利な場合があります。

前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターを AWS のカスタム VPC にインストールしている。
  • cluster-admin 権限を持つアカウントを使用してクラスターにアクセスできる。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、クラスターのインフラストラクチャー ID をリスト表示します。この値を保存しておきます。

    $ oc get -o jsonpath='{.status.infrastructureName}{"\n"}' infrastructures.config.openshift.io cluster
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  2. 次のコマンドを実行して、インストールプログラムが作成したコンピュートマシンセットに関する詳細を取得します。

    1. クラスター上のコンピュートマシンセットをリスト表示します。

      $ oc get machinesets.machine.openshift.io -n openshift-machine-api
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      出力例

      NAME                           DESIRED   CURRENT   READY   AVAILABLE   AGE
      <compute_machine_set_name_1>   1         1         1       1           55m
      <compute_machine_set_name_2>   1         1         1       1           55m
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    2. リストされたコンピュートマシンセットのいずれかの Amazon Machine Image (AMI) ID を表示します。この値を保存しておきます。

      $ oc get machinesets.machine.openshift.io <compute_machine_set_name_1> \
        -n openshift-machine-api \
        -o jsonpath='{.spec.template.spec.providerSpec.value.ami.id}'
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    3. AWS VPC クラスターのサブネット ID を表示します。この値を保存しておきます。

      $ oc get machinesets.machine.openshift.io <compute_machine_set_name_1> \
        -n openshift-machine-api \
        -o jsonpath='{.spec.template.spec.providerSpec.value.subnet.id}'
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16.2.2. AWS アカウントからの情報の取得

AWS CLI (aws) を使用して、AWS アカウントから情報を取得できます。

ヒント

これらの値の一部またはすべてを、export コマンドを使用して環境変数として保存すると便利な場合があります。

前提条件

  • 必要なハードウェアのセットアップが完了した AWS Outposts サイトがある。
  • Outpost が AWS アカウントに接続されている。
  • 必要なタスクを実行する権限を持つユーザーとして AWS CLI (aws) を使用して、AWS アカウントにアクセスできる。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、AWS アカウントに接続されている Outpost をリスト表示します。

    $ aws outposts list-outposts
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  2. aws outposts list-outposts コマンドの出力の次の値を保存しておきます。

    • Outpost ID
    • Outpost の Amazon Resource Name (ARN)
    • Outpost のアベイラビリティーゾーン

      注記

      aws outposts list-outposts コマンドの出力には、アベイラビリティーゾーンに関連する 2 つの値、AvailabilityZoneAvailabilityZoneId が含まれています。Outpost 内にコンピュートマシンを作成するコンピュートマシンセットを設定するには、AvailablilityZone 値を使用します。

  3. Outpost ID の値を使用して次のコマンドを実行し、Outpost で利用可能なインスタンスタイプを表示します。利用可能なインスタンスタイプの値を保存しておきます。

    $ aws outposts get-outpost-instance-types \
      --outpost-id <outpost_id_value>
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  4. Outpost ARN の値を使用して次のコマンドを実行し、Outpost のサブネット ID を表示します。この値を保存しておきます。

    $ aws ec2 describe-subnets \
      --filters Name=outpost-arn,Values=<outpost_arn_value>
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