第6章 Migration Toolkit for Containers のインストール


MTC (Migration Toolkit for Containers) を OpenShift Container Platform 3 および 4 にインストールできます。

Operator Lifecycle Manager を使用して Migration Toolkit for Containers Operator を OpenShift Container Platform 4.15 にインストールした後に、レガシーの Migration Toolkit for Containers Operator を OpenShift Container Platform 3 に手動でインストールします。

デフォルトで、MTC Web コンソールおよび Migration Controller Pod はターゲットクラスターで実行されます。Migration Controller のカスタムリソースマニフェストを、MTC の Web コンソールおよび Migration Controller Pod を ソースクラスターまたはリモートクラスター で実行するように設定できます。

MTC をインストールした後、オブジェクトストレージをレプリケーションリポジトリーとして使用するように設定する必要があります。

MTC をアンインストールするには、MTC のアンインストールとリソースの削除 を参照してください。

6.1. 互換性のガイドライン

OpenShift Container Platform バージョンと互換性がある Migration Toolkit for Containers (MTC) Operator をインストールする必要があります。

定義

コントロールクラスター
MTC コントローラーと GUI を実行するクラスター。
リモートクラスター
Velero を実行する移行のソースクラスターまたは宛先クラスター。コントロールクラスターは、Velero API を使用してリモートクラスターと通信し、移行を促進します。

OpenShift Container Platform クラスターを移行するには、互換性のあるバージョンの MTC を使用する必要があります。移行を正常に実行するには、移行元クラスターと移行先クラスターの両方で同じバージョンの MTC を使用する必要があります。

MTC 1.7 は、OpenShift Container Platform 3.11 から 4.16 への移行をサポートします。

MTC 1.8 は、OpenShift Container Platform 4.14 以降からの移行のみをサポートします。

表6.1 MTC 互換性: OpenShift Container Platform 3 から 4 への移行
詳細OpenShift Container Platform 3.11OpenShift Container Platform 4.14 以降

MTC の安定バージョン

MTC v.1.7.z

MTC v.1.8.z

インストール

このガイドで説明されているとおり

OLM を使用してインストール、リリースチャネル release-v1.8

ネットワークの制限により、OpenShift Container Platform 4 クラスターが移行に関連する他のクラスターに接続できないというエッジケースが存在します。たとえば、オンプレミスの OpenShift Container Platform 3.11 クラスターからクラウドの OpenShift Container Platform 4 クラスターに移行する場合は、OpenShift Container Platform 4 クラスターが OpenShift Container Platform 3.11 クラスターに接続できないことがあります。この場合は、OpenShift Container Platform 3.11 クラスターをコントロールクラスターとして指定し、ワークロードをリモートの OpenShift Container Platform 4 クラスターにプッシュできます。

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