5.8. ポリシーを使用して適用済みマネージドクラスター CR を変更する


ポリシーを使用して、マネージドクラスターにデプロイされたカスタムリソース (CR) からコンテンツを削除できます。

PolicyGenTemplate CR から作成されたすべての Policy CR は、complianceType フィールドがデフォルトで musthave に設定されています。マネージドクラスター上の CR には指定されたコンテンツがすべて含まれているため、コンテンツが削除されていない musthave ポリシーは依然として準拠しています。この設定では、CR からコンテンツを削除すると、TALM はポリシーからコンテンツを削除しますが、そのコンテンツはマネージドクラスター上の CR からは削除されません。

complianceType フィールドを mustonlyhave に設定することで、ポリシーはクラスター上の CR がポリシーで指定されている内容と完全に一致するようにします。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてハブクラスターにログインしている。
  • RHACM を実行しているハブクラスターからマネージドクラスターをデプロイしている。
  • ハブクラスターに Topology Aware Lifecycle Manager がインストールされている。

手順

  1. 影響を受ける CR から不要になったコンテンツを削除します。この例では、SriovOperatorConfig CR から disableDrain: false 行が削除されました。

    CR の例:

    apiVersion: sriovnetwork.openshift.io/v1
    kind: SriovOperatorConfig
    metadata:
      name: default
      namespace: openshift-sriov-network-operator
    spec:
      configDaemonNodeSelector:
        "node-role.kubernetes.io/$mcp": ""
      disableDrain: true
      enableInjector: true
      enableOperatorWebhook: true
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  2. group-du-sno-ranGen.yaml ファイル内で、影響を受けるポリシーの complianceTypemustonlyhave に変更します。

    サンプル YAML

    # ...
    - fileName: SriovOperatorConfig.yaml
      policyName: "config-policy"
      complianceType: mustonlyhave
    # ...
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  3. ClusterGroupUpdates CR を作成し、CR の変更を受け取る必要があるクラスターを指定します。

    ClusterGroupUpdates CR の例

    apiVersion: ran.openshift.io/v1alpha1
    kind: ClusterGroupUpgrade
    metadata:
      name: cgu-remove
      namespace: default
    spec:
      managedPolicies:
        - ztp-group.group-du-sno-config-policy
      enable: false
      clusters:
      - spoke1
      - spoke2
      remediationStrategy:
        maxConcurrency: 2
        timeout: 240
      batchTimeoutAction:
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  4. 以下のコマンドを実行して ClusterGroupUpgrade CR を作成します。

    $ oc create -f cgu-remove.yaml
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  5. たとえば適切なメンテナンス期間中などに変更を適用する準備が完了したら、次のコマンドを実行して spec.enable フィールドの値を true に変更します。

    $ oc --namespace=default patch clustergroupupgrade.ran.openshift.io/cgu-remove \
    --patch '{"spec":{"enable":true}}' --type=merge
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検証

  1. 以下のコマンドを実行してポリシーのステータスを確認します。

    $ oc get <kind> <changed_cr_name>
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    出力例

    NAMESPACE   NAME                                                   REMEDIATION ACTION   COMPLIANCE STATE   AGE
    default     cgu-ztp-group.group-du-sno-config-policy               enforce                                 17m
    default     ztp-group.group-du-sno-config-policy                   inform               NonCompliant       15h
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    ポリシーの COMPLIANCE STATECompliant の場合、CR が更新され、不要なコンテンツが削除されたことを意味します。

  2. マネージドクラスターで次のコマンドを実行して、対象クラスターからポリシーが削除されたことを確認します。

    $ oc get <kind> <changed_cr_name>
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    結果がない場合、CR はマネージドクラスターから削除されます。

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