14.9. オプション: パブリック IP アドレスをエッジコンピュートノードに割り当てます。
ワークロードによっては、Local Zones インフラストラクチャー上のパブリックサブネットにエッジコンピュートノードをデプロイすることが必要になります。その場合は、クラスターのインストール時にマシンセットマニフェストを設定できます。
AWS Local Zones インフラストラクチャーは、指定されたゾーン内のネットワークトラフィックにアクセスします。そのため、そのゾーンに近いエンドユーザーにサービスを提供する際に、アプリケーションで低遅延を利用できます。
デフォルト設定は、プライベートサブネットにコンピュートノードをデプロイする設定であり、お客様のニーズに合わない可能性があります。そのため、インフラストラクチャーにさらにカスタマイズを適用する必要がある場合は、パブリックサブネットにエッジコンピュートノードを作成することを検討してください。
デフォルトでは、OpenShift Container Platform はプライベートサブネットにコンピュートノードをデプロイします。最高のパフォーマンスを得るには、パブリック IP アドレスがサブネットに接続されているサブネットにコンピュートノードを配置することを検討してください。
追加のセキュリティーグループを作成する必要があります。ただし、インターネット経由でグループのルールを開くのは、本当に必要な場合だけに留めてください。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに移動し、マニフェストファイルを生成します。インストールマニフェストが
openshift
およびmanifests
ディレクトリーレベルに作成されていることを確認します。$ ./openshift-install create manifests --dir <installation_directory>
インストールプログラムが Local Zones 用に生成するマシンセットマニフェストを編集して、マニフェストがパブリックサブネットにデプロイされるようにします。
spec.template.spec.providerSpec.value.publicIP
パラメーターにtrue
を指定します。クラスターを Local Zones に迅速にインストールするためのマシンセットマニフェスト設定の例
spec: template: spec: providerSpec: value: publicIp: true subnet: filters: - name: tag:Name values: - ${INFRA_ID}-public-${ZONE_NAME}
Local Zones サブネットを持つ既存の VPC にクラスターをインストールするためのマシンセットマニフェスト設定の例
apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1 kind: MachineSet metadata: name: <infrastructure_id>-edge-<zone> namespace: openshift-machine-api spec: template: spec: providerSpec: value: publicIp: true