25.13. Bluefield-2 を DPU から NIC に切り替える


Bluefield-2 ネットワークデバイスをデータ処理ユニット (DPU) モードからネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) モードに切り替えることができます。

25.13.1. Bluefield-2 を DPU モードから NIC モードに切り替える

以下の手順を使用して、Bluefield-2 をデータ処理ユニット (DPU) モードからネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) モードに切り替えます。

重要

現在、DPU から NIC モードへの Bluefield-2 の切り替えのみがサポートされています。NIC モードから DPU モードへの切り替えはサポートされていません。

前提条件

  • SR-IOV Network Operator がインストールされている。詳細は、「SR-IOV Network Operator のインストール」を参照してください。
  • Bluefield-2 を最新のファームウェアに更新している。詳細は、Firmware for NVIDIA BlueField-2 を参照してください。

手順

  1. 次のコマンドを入力して、各ワーカーノードに次のラベルを追加します。

    $ oc label node <example_node_name_one> node-role.kubernetes.io/sriov=
    $ oc label node <example_node_name_two> node-role.kubernetes.io/sriov=
  2. SR-IOV Network Operator のマシン設定プールを作成します。次に例を示します。

    apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1
    kind: MachineConfigPool
    metadata:
      name: sriov
    spec:
      machineConfigSelector:
        matchExpressions:
        - {key: machineconfiguration.openshift.io/role, operator: In, values: [worker,sriov]}
      nodeSelector:
        matchLabels:
          node-role.kubernetes.io/sriov: ""
  3. 次の machineconfig.yaml ファイルをワーカーノードに適用します。

    apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1
    kind: MachineConfig
    metadata:
      labels:
        machineconfiguration.openshift.io/role: sriov
      name: 99-bf2-dpu
    spec:
      config:
        ignition:
          version: 3.2.0
        storage:
          files:
          - contents:
              source: data:text/plain;charset=utf-8;base64,ZmluZF9jb250YWluZXIoKSB7CiAgY3JpY3RsIHBzIC1vIGpzb24gfCBqcSAtciAnLmNvbnRhaW5lcnNbXSB8IHNlbGVjdCgubWV0YWRhdGEubmFtZT09InNyaW92LW5ldHdvcmstY29uZmlnLWRhZW1vbiIpIHwgLmlkJwp9CnVudGlsIG91dHB1dD0kKGZpbmRfY29udGFpbmVyKTsgW1sgLW4gIiRvdXRwdXQiIF1dOyBkbwogIGVjaG8gIndhaXRpbmcgZm9yIGNvbnRhaW5lciB0byBjb21lIHVwIgogIHNsZWVwIDE7CmRvbmUKISBzdWRvIGNyaWN0bCBleGVjICRvdXRwdXQgL2JpbmRhdGEvc2NyaXB0cy9iZjItc3dpdGNoLW1vZGUuc2ggIiRAIgo=
            mode: 0755
            overwrite: true
            path: /etc/default/switch_in_sriov_config_daemon.sh
        systemd:
          units:
          - name: dpu-switch.service
            enabled: true
            contents: |
              [Unit]
              Description=Switch BlueField2 card to NIC/DPU mode
              RequiresMountsFor=%t/containers
              Wants=network.target
              After=network-online.target kubelet.service
              [Service]
              SuccessExitStatus=0 120
              RemainAfterExit=True
              ExecStart=/bin/bash -c '/etc/default/switch_in_sriov_config_daemon.sh nic || shutdown -r now' 1
              Type=oneshot
              [Install]
              WantedBy=multi-user.target
    1
    オプションです。オプションで、特定のカードの PCI アドレスを指定することができます。 例えば ExecStart=/bin/bash -c '/etc/default/switch_in_sriov_config_daemon.sh nic 0000:5e:00.0 || echo done'。デフォルトでは、最初のデバイスが選択されています。複数のデバイスがある場合は、使用する PCI アドレスを指定する必要があります。Bluefield-2 を DPU モードから NIC モードに切り替えるすべてのノードで、PCI アドレスが同じである必要があります。
  4. ワーカーノードが再起動するまで待ちます。再起動後、ワーカーノードの Bluefield-2 ネットワークデバイスは NIC モードに切り替わります。
  5. オプション: 最新の Bluefield-2 ファームウェアリリースでは、NIC モードに切り替えるためにハードウェアの再起動が必要になるため、ホストハードウェアを再起動する必要がある場合があります。
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