17.2. Local Zones または Wavelength Zones をサポートするためのクラスターネットワーク MTU の変更
場合によっては、クラスターインフラストラクチャーが Local Zones または Wavelength Zones のサブネットをサポートできるように、クラスターネットワークの最大伝送単位 (MTU) 値を変更する必要があります。
17.2.1. クラスター MTU について
インストール中に、クラスターネットワークの最大伝送ユニット (MTU) は、クラスター内のノードのプライマリーネットワークインターフェイスの MTU をもとに、自動的に検出されます。通常、検出された MTU をオーバーライドする必要はありません。
以下のような理由でクラスターネットワークの MTU を変更する場合があります。
- クラスターのインストール中に検出された MTU が使用中のインフラストラクチャーに適していない
- クラスターインフラストラクチャーに異なる MTU が必要となった (例: パフォーマンスの最適化にさまざまな MTU を必要とするノードが追加された)。
OVN-Kubernetes クラスターネットワークプラグインのみが MTU 値の変更をサポートしています。
17.2.1.1. サービス中断に関する考慮事項
クラスターで MTU の変更を開始すると、次の動作が原因でサービスの可用性に影響を与える可能性があります。
- 新しい MTU への移行を完了するには、少なくとも 2 回のローリングリブートが必要です。この間、一部のノードは再起動するため使用できません。
- 特定のアプリケーションに、絶対 TCP タイムアウト間隔よりもタイムアウトの間隔が短いクラスターにデプロイされた場合など、MTU の変更中に中断が発生する可能性があります。
17.2.1.2. MTU 値の選択
MTU の移行を計画するときは、関連しているが異なる MTU 値を 2 つ考慮する必要があります。
- ハードウェア MTU: この MTU 値は、ネットワークインフラストラクチャーの詳細に基づいて設定されます。
-
クラスターネットワーク MTU: この MTU 値は、クラスターネットワークオーバーレイのオーバーヘッドを考慮して、常にハードウェア MTU よりも小さくなります。具体的なオーバーヘッドは、ネットワークプラグインによって決まります。OVN-Kubernetes の場合、オーバーヘッドは
100
バイトです。
クラスターがノードごとに異なる MTU 値を必要とする場合は、クラスター内の任意のノードで使用される最小の MTU 値から、ネットワークプラグインのオーバーヘッド値を差し引く必要があります。たとえば、クラスター内の一部のノードでは MTU が 9001
であり、MTU が 1500
のクラスターもある場合には、この値を 1400
に設定する必要があります。
ノードが受け入れられない MTU 値の選択を回避するには、ip -d link
コマンドを使用して、ネットワークインターフェイスが受け入れる最大 MTU 値 (maxmtu
) を確認します。
17.2.1.3. 移行プロセスの仕組み
以下の表は、プロセスのユーザーが開始する手順と、移行が応答として実行するアクション間を区分して移行プロセスを要約しています。
ユーザーが開始する手順 | OpenShift Container Platform アクティビティー |
---|---|
Cluster Network Operator 設定で次の値を指定します。
| Cluster Network Operator (CNO): 各フィールドが有効な値に設定されていることを確認します。
指定の値が有効な場合に、CNO は、クラスターネットワークの MTU が Machine Config Operator (MCO): クラスター内の各ノードのローリングリブートを実行します。 |
クラスター上のノードのプライマリーネットワークインターフェイスの MTU を再設定します。これを実現するには、次のようなさまざまな方法を使用できます。
| 該当なし |
ネットワークプラグインの CNO 設定で | Machine Config Operator (MCO): 新しい MTU 設定を使用して、クラスター内の各ノードのローリングリブートを実行します。 |
17.2.1.4. クラスターネットワーク MTU の変更
クラスター管理者は、クラスターの最大伝送単位 (MTU) を増減できます。
移行には中断が伴うため、MTU 更新が有効になると、クラスター内のノードが一時的に使用できなくなる可能性があります。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
権限を持つアカウントを使用してクラスターにアクセスできる。 -
クラスターのターゲット MTU を特定している。OVN-Kubernetes ネットワークプラグインの MTU は、クラスター内の最小のハードウェア MTU 値から
100
を引いた値に設定する必要があります。
手順
クラスターネットワークの現在の MTU を取得するには、次のコマンドを入力します。
$ oc describe network.config cluster
出力例
... Status: Cluster Network: Cidr: 10.217.0.0/22 Host Prefix: 23 Cluster Network MTU: 1400 Network Type: OVNKubernetes Service Network: 10.217.4.0/23 ...
MTU 移行を開始するには、次のコマンドを入力して移行設定を指定します。Machine Config Operator は、MTU の変更に備えて、クラスター内のノードをローリングリブートします。
$ oc patch Network.operator.openshift.io cluster --type=merge --patch \ '{"spec": { "migration": { "mtu": { "network": { "from": <overlay_from>, "to": <overlay_to> } , "machine": { "to" : <machine_to> } } } } }'
ここでは、以下のようになります。
<overlay_from>
- 現在のクラスターネットワークの MTU 値を指定します。
<overlay_to>
-
クラスターネットワークのターゲット MTU を指定します。この値は、
<machine_to>
の値を基準にして設定します。OVN-Kubernetes の場合、この値は<machine_to>
の値から100
を引いた値である必要があります。 <machine_to>
- 基盤となるホストネットワークのプライマリーネットワークインターフェイスの MTU を指定します。
クラスター MTU を増やす例
$ oc patch Network.operator.openshift.io cluster --type=merge --patch \ '{"spec": { "migration": { "mtu": { "network": { "from": 1400, "to": 9000 } , "machine": { "to" : 9100} } } } }'
Machine Config Operator (MCO) は、各マシン設定プール内のマシンを更新するときに、各ノードを 1 つずつ再起動します。すべてのノードが更新されるまで待機する必要があります。以下のコマンドを実行してマシン設定プールのステータスを確認します。
$ oc get machineconfigpools
正常に更新されたノードには、
UPDATED=true
、UPDATING=false
、DEGRADED=false
のステータスがあります。注記Machine Config Operator は、デフォルトでプールごとに 1 つずつマシンを更新するため、クラスターのサイズに応じて移行にかかる合計時間が増加します。
ホスト上の新規マシン設定のステータスを確認します。
マシン設定の状態と適用されたマシン設定の名前をリスト表示するには、以下のコマンドを入力します。
$ oc describe node | egrep "hostname|machineconfig"
出力例
kubernetes.io/hostname=master-0 machineconfiguration.openshift.io/currentConfig: rendered-master-c53e221d9d24e1c8bb6ee89dd3d8ad7b machineconfiguration.openshift.io/desiredConfig: rendered-master-c53e221d9d24e1c8bb6ee89dd3d8ad7b machineconfiguration.openshift.io/reason: machineconfiguration.openshift.io/state: Done
以下のステートメントが true であることを確認します。
-
machineconfiguration.openshift.io/state
フィールドの値はDone
です。 -
machineconfiguration.openshift.io/currentConfig
フィールドの値は、machineconfiguration.openshift.io/desiredConfig
フィールドの値と等しくなります。
-
マシン設定が正しいことを確認するには、以下のコマンドを入力します。
$ oc get machineconfig <config_name> -o yaml | grep ExecStart
ここで、
<config_name>
はmachineconfiguration.openshift.io/currentConfig
フィールドのマシン設定の名前になります。マシン設定には、systemd 設定に以下の更新を含める必要があります。
ExecStart=/usr/local/bin/mtu-migration.sh
MTU の移行を完了するために、OVN-Kubernetes ネットワークプラグインに対して次のコマンドを入力します。
$ oc patch Network.operator.openshift.io cluster --type=merge --patch \ '{"spec": { "migration": null, "defaultNetwork":{ "ovnKubernetesConfig": { "mtu": <mtu> }}}}'
ここでは、以下のようになります。
<mtu>
-
<overlay_to>
で指定した新しいクラスターネットワーク MTU を指定します。
MTU の移行が完了すると、各マシン設定プールノードが 1 つずつ再起動します。すべてのノードが更新されるまで待機する必要があります。以下のコマンドを実行してマシン設定プールのステータスを確認します。
$ oc get machineconfigpools
正常に更新されたノードには、
UPDATED=true
、UPDATING=false
、DEGRADED=false
のステータスがあります。
検証
次のコマンドを入力して、クラスター内のノードが指定した MTU を使用していることを確認します。
$ oc describe network.config cluster
17.2.2. AWS Local Zones または Wavelength Zones へのオプトイン
AWS Local Zones または Wavelength Zones にサブネットを作成する予定がある場合は、各ゾーングループに個別にオプトインする必要があります。
前提条件
- AWS CLI をインストールしている。
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする AWS リージョンを決定しました。
- ゾーングループにオプトインするユーザーまたはロールアカウントに、寛容な IAM ポリシーをアタッチしました。
手順
次のコマンドを実行して、AWS リージョンで利用可能なゾーンをリスト表示します。
AWS リージョンで利用可能な AWS Local Zones をリスト表示するコマンドの例
$ aws --region "<value_of_AWS_Region>" ec2 describe-availability-zones \ --query 'AvailabilityZones[].[{ZoneName: ZoneName, GroupName: GroupName, Status: OptInStatus}]' \ --filters Name=zone-type,Values=local-zone \ --all-availability-zones
AWS リージョンで利用可能な AWS Wavelength Zones をリストするコマンドの例
$ aws --region "<value_of_AWS_Region>" ec2 describe-availability-zones \ --query 'AvailabilityZones[].[{ZoneName: ZoneName, GroupName: GroupName, Status: OptInStatus}]' \ --filters Name=zone-type,Values=wavelength-zone \ --all-availability-zones
AWS リージョンによっては、利用可能なゾーンのリストが長くなる場合があります。このコマンドは次のフィールドを返します。
ZoneName
- Local Zones または Wavelength Zones の名前。
GroupName
- ゾーンで構成されるグループ。リージョンにオプトインするには、この名前を保存しておきます。
Status
-
Local Zones または Wavelength Zones グループのステータス。ステータスが
not-opted-in
の場合は、次の手順で説明するようにGroupName
をオプトインする必要があります。
次のコマンドを実行して、AWS アカウントのゾーングループにオプトインします。
$ aws ec2 modify-availability-zone-group \ --group-name "<value_of_GroupName>" \1 --opt-in-status opted-in
- 1
<value_of_GroupName>
は、サブネットを作成する Local Zones または Wavelength Zones のグループの名前に置き換えます。
17.2.3. AWS Local Zones または Wavelength Zones を使用する既存の VPC にネットワーク要件を作成する
Machine API でリモートゾーンの場所に Amazon EC2 インスタンスを作成する場合は、Local Zones または Wavelength Zones の場所にサブネットを作成する必要があります。Ansible や Terraform などのプロビジョニングツールを使用して、既存の Virtual Private Cloud (VPC) にサブネットを作成できます。
要件を満たすように CloudFormation テンプレートを設定できます。次のサブセクションでは、CloudFormation テンプレートを使用して、AWS Local Zones または Wavelength Zones を使用するように既存の VPC を拡張するネットワーク要件を作成する手順を説明します。
ノードを Local Zones に拡張するには、次のリソースを作成する必要があります。
- 2 つの VPC サブネット: パブリックとプライベート。パブリックサブネットは、リージョン内の通常のアベイラビリティーゾーンのパブリックルートテーブルに関連付けます。プライベートサブネットは、指定のルートテーブル ID に関連付けます。
ノードを Wavelength Zones に拡張するには、次のリソースを作成する必要があります。
- 指定の VPC ID に関連付けられた 1 つの VPC キャリアーゲートウェイ。
- VPC キャリアーゲートウェイへのデフォルトルートエントリーを含む、Wavelength Zones の 1 つの VPC ルートテーブル。
- 2 つの VPC サブネット: パブリックとプライベート。パブリックサブネットは、AWS Wavelength Zone のパブリックルートテーブルに関連付けます。プライベートサブネットは、指定のルートテーブル ID に関連付けます。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートは、Wavelength Zones の NAT ゲートウェイの制限を考慮して、プライベートサブネットと指定のルートテーブル ID の関連付けのみをサポートしています。ルートテーブル ID は、AWS リージョン内の有効な NAT ゲートウェイに割り当てられます。
17.2.4. Wavelength Zones のみ: VPC キャリアーゲートウェイの作成
Wavelength Zones で実行される OpenShift Container Platform クラスターでパブリックサブネットを使用するには、キャリアーゲートウェイを作成し、キャリアーゲートウェイを VPC に関連付ける必要があります。サブネットは、ロードバランサーまたはエッジコンピュートノードをデプロイするのに役立ちます。
OpenShift Container Platform クラスター用の Wavelength Zones の場所に、エッジノードやインターネットに接続されたロードバランサーを作成するには、以下の必要なネットワークコンポーネントを作成する必要があります。
- 既存の VPC に関連付けるキャリアーゲートウェイ
- ルートエントリーをリストするキャリールートテーブル
- キャリアールートテーブルに関連付けるサブネット
キャリアーゲートウェイは、Wavelength Zone 内のサブネットのみを含む VPC に存在します。
以下では、AWS Wavelength Zones の場所に関連するキャリアーゲートウェイの機能を説明します。
- Wavelength Zone とキャリアーネットワーク (キャリアーネットワークから利用可能なデバイスを含む) の間の接続を提供します。
- ネットワークボーダーグループに格納されているパブリック IP アドレスである IP アドレスを Wavelength Zones からキャリアー IP アドレスに変換するなど、ネットワークアドレス変換 (NAT) 機能を実行します。このような変換機能は、受信トラフィックと送信トラフィックに適用されます。
- 特定の場所にあるキャリアーネットワークからの受信トラフィックを許可します。
- キャリアーネットワークとインターネットへの送信トラフィックを許可します。
インターネットからキャリアーゲートウェイを経由した Wavelength Zone への受信接続設定は存在しません。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して、次の AWS リソースのスタックを作成できます。
- テンプレート内の VPC ID に関連付ける 1 つのキャリアーゲートウェイ
-
<ClusterName>-public-carrier
という名前の Wavelength Zone の 1 つのパブリックルートテーブル - キャリアーゲートウェイをターゲットとする新しいルートテーブルのデフォルトの IPv4 ルートエントリー
- AWS Simple Storage Service (S3) の VPC ゲートウェイエンドポイント
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して AWS インフラストラクチャーを作成しない場合は、記載されている情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。
手順
- ドキュメントの次のセクション「VPC キャリアーゲートウェイ用の CloudFormation テンプレート」に移動し、VPC キャリアーゲートウェイ用の CloudFormation テンプレート から構文をコピーします。コピーしたテンプレートの構文を YAML ファイルとしてローカルシステムに保存します。このテンプレートは、クラスターに必要な VPC を記述しています。
次のコマンドを実行して CloudFormation テンプレートをデプロイします。これにより、VPC を表す AWS リソースのスタックが作成されます。
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <stack_name> \1 --region ${CLUSTER_REGION} \ --template-body file://<template>.yaml \2 --parameters \// ParameterKey=VpcId,ParameterValue="${VpcId}" \3 ParameterKey=ClusterName,ParameterValue="${ClusterName}" 4
- 1
<stack_name>
は CloudFormation スタックの名前です (例:clusterName-vpc-carrier-gw
)。クラスターを削除する場合に、このスタックの名前が必要になります。- 2
<template>
は、保存した CloudFormation テンプレート YAML ファイルの相対パスと名前です。- 3
<VpcId>
は、「AWS での VPC の作成」セクションで作成した CloudFormation スタックの出力から抽出した VPC ID です。- 4
<ClusterName>
は、CloudFormation スタックによって作成されるリソースに接頭辞として付加するカスタム値です。install-config.yaml
設定ファイルのmetadata.name
セクションで定義されているのと同じ名前を使用できます。
出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:123456789012:stack/<stack_name>/dbedae40-2fd3-11eb-820e-12a48460849f
検証
次のコマンドを実行して、CloudFormation テンプレートコンポーネントが存在することを確認します。
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <stack_name>
StackStatus
にCREATE_COMPLETE
が表示されると、出力に次のパラメーターの値が表示されます。このパラメーター値を、クラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに必ず指定してください。PublicRouteTableId
キャリアーインフラストラクチャーのルートテーブルの ID。
17.2.5. Wavelength Zone のみ: VPC キャリアーゲートウェイ用の CloudFormation テンプレート
次の CloudFormation テンプレートを使用して、AWS Wavelength インフラストラクチャーにキャリアーゲートウェイをデプロイできます。
例17.1 VPC キャリアーゲートウェイ用の CloudFormation テンプレート
AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09 Description: Template for Creating Wavelength Zone Gateway (Carrier Gateway). Parameters: VpcId: Description: VPC ID to associate the Carrier Gateway. Type: String AllowedPattern: ^(?:(?:vpc)(?:-[a-zA-Z0-9]+)?\b|(?:[0-9]{1,3}\.){3}[0-9]{1,3})$ ConstraintDescription: VPC ID must be with valid name, starting with vpc-.*. ClusterName: Description: Cluster Name or Prefix name to prepend the tag Name for each subnet. Type: String AllowedPattern: ".+" ConstraintDescription: ClusterName parameter must be specified. Resources: CarrierGateway: Type: "AWS::EC2::CarrierGateway" Properties: VpcId: !Ref VpcId Tags: - Key: Name Value: !Join ['-', [!Ref ClusterName, "cagw"]] PublicRouteTable: Type: "AWS::EC2::RouteTable" Properties: VpcId: !Ref VpcId Tags: - Key: Name Value: !Join ['-', [!Ref ClusterName, "public-carrier"]] PublicRoute: Type: "AWS::EC2::Route" DependsOn: CarrierGateway Properties: RouteTableId: !Ref PublicRouteTable DestinationCidrBlock: 0.0.0.0/0 CarrierGatewayId: !Ref CarrierGateway S3Endpoint: Type: AWS::EC2::VPCEndpoint Properties: PolicyDocument: Version: 2012-10-17 Statement: - Effect: Allow Principal: '*' Action: - '*' Resource: - '*' RouteTableIds: - !Ref PublicRouteTable ServiceName: !Join - '' - - com.amazonaws. - !Ref 'AWS::Region' - .s3 VpcId: !Ref VpcId Outputs: PublicRouteTableId: Description: Public Route table ID Value: !Ref PublicRouteTable
17.2.6. AWS エッジコンピュートサービス用のサブネットの作成
OpenShift Container Platform クラスターのエッジコンピュートノードのマシンセットを設定する前に、Local Zones または Wavelength Zones にサブネットを作成する必要があります。コンピュートノードをデプロイする Wavelength Zone ごとに次の手順を実行してください。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して、CloudFormation スタックを作成できます。その後、このスタックを使用してサブネットをカスタムプロビジョニングできます。
このドキュメントの CloudFormation テンプレートを使用して AWS インフラストラクチャーを作成しない場合は、記載されている情報を確認し、インフラストラクチャーを手動で作成する必要があります。クラスターが適切に初期化されない場合、インストールログを用意して Red Hat サポートに問い合わせする必要がある可能性があります。
前提条件
- AWS アカウントを設定している。
-
aws configure
を実行して、AWS キーおよびリージョンをローカルの AWS プロファイルに追加している。 - Local Zones または Wavelength Zones グループにオプトインしている。
手順
- このドキュメントの「VPC サブネット用の CloudFormation テンプレート」セクションに移動し、テンプレートから構文をコピーします。コピーしたテンプレートの構文を YAML ファイルとしてローカルシステムに保存します。このテンプレートは、クラスターに必要な VPC を記述しています。
次のコマンドを実行して CloudFormation テンプレートをデプロイします。これにより、VPC を表す AWS リソースのスタックが作成されます。
$ aws cloudformation create-stack --stack-name <stack_name> \1 --region ${CLUSTER_REGION} \ --template-body file://<template>.yaml \2 --parameters \ ParameterKey=VpcId,ParameterValue="${VPC_ID}" \3 ParameterKey=ClusterName,ParameterValue="${CLUSTER_NAME}" \4 ParameterKey=ZoneName,ParameterValue="${ZONE_NAME}" \5 ParameterKey=PublicRouteTableId,ParameterValue="${ROUTE_TABLE_PUB}" \6 ParameterKey=PublicSubnetCidr,ParameterValue="${SUBNET_CIDR_PUB}" \7 ParameterKey=PrivateRouteTableId,ParameterValue="${ROUTE_TABLE_PVT}" \8 ParameterKey=PrivateSubnetCidr,ParameterValue="${SUBNET_CIDR_PVT}" 9
- 1
<stack_name>
は、CloudFormation スタックの名前です。たとえば、Local Zones の場合はcluster-wl-<local_zone_shortname>
、Wavelength Zones の場合はcluster-wl-<wavelength_zone_shortname>
です。クラスターを削除する場合に、このスタックの名前が必要になります。- 2
<template>
は、保存した CloudFormation テンプレート YAML ファイルの相対パスと名前です。- 3
${VPC_ID}
は VPC ID であり、VPC 用の CloudFormation テンプレートの出力に含まれる値VpcID
です。- 4
${CLUSTER_NAME}
は、新しい AWS リソース名の接頭辞として使用する ClusterName の値です。- 5
${ZONE_NAME}
は、サブネットを作成する Local Zones または Wavelength Zones 名の値です。- 6
${ROUTE_TABLE_PUB}
は、CloudFormation テンプレートから抽出したパブリックルートテーブル ID です。Local Zones の場合、パブリックルートテーブルは VPC の CloudFormation スタックから抽出します。Wavelength Zones の場合、VPC のキャリアーゲートウェイ CloudFormation スタックの出力から値を抽出する必要があります。- 7
${SUBNET_CIDR_PUB}
は、パブリックサブネットの作成に使用する有効な CIDR ブロックです。このブロックは、VPC CIDR ブロックVpcCidr
の一部である必要があります。- 8
${ROUTE_TABLE_PVT}
は、VPC の CloudFormation スタックの出力から抽出した PrivateRouteTableId です。- 9
${SUBNET_CIDR_PVT}
は、プライベートサブネットの作成に使用する有効な CIDR ブロックです。このブロックは、VPC CIDR ブロックVpcCidr
の一部である必要があります。
出力例
arn:aws:cloudformation:us-east-1:123456789012:stack/<stack_name>/dbedae40-820e-11eb-2fd3-12a48460849f
検証
次のコマンドを実行して、テンプレートコンポーネントが存在することを確認します。
$ aws cloudformation describe-stacks --stack-name <stack_name>
StackStatus
にCREATE_COMPLETE
が表示されると、出力に次のパラメーターの値が表示されます。PublicSubnetId
CloudFormation スタックによって作成されたパブリックサブネットの ID。
PrivateSubnetId
CloudFormation スタックによって作成されたプライベートサブネットの ID。
これらのパラメーター値を、クラスターを作成するために実行する他の CloudFormation テンプレートに必ず指定してください。
17.2.7. VPC サブネット用の CloudFormation テンプレート
次の CloudFormation テンプレートを使用して、Local Zones または Wavelength Zones インフラストラクチャー上のゾーンにプライベートサブネットとパブリックサブネットをデプロイできます。
例17.2 VPC サブネット用の CloudFormation テンプレート
AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09 Description: Template for Best Practice Subnets (Public and Private) Parameters: VpcId: Description: VPC ID that comprises all the target subnets. Type: String AllowedPattern: ^(?:(?:vpc)(?:-[a-zA-Z0-9]+)?\b|(?:[0-9]{1,3}\.){3}[0-9]{1,3})$ ConstraintDescription: VPC ID must be with valid name, starting with vpc-.*. ClusterName: Description: Cluster name or prefix name to prepend the Name tag for each subnet. Type: String AllowedPattern: ".+" ConstraintDescription: ClusterName parameter must be specified. ZoneName: Description: Zone Name to create the subnets, such as us-west-2-lax-1a. Type: String AllowedPattern: ".+" ConstraintDescription: ZoneName parameter must be specified. PublicRouteTableId: Description: Public Route Table ID to associate the public subnet. Type: String AllowedPattern: ".+" ConstraintDescription: PublicRouteTableId parameter must be specified. PublicSubnetCidr: AllowedPattern: ^(([0-9]|[1-9][0-9]|1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5])\.){3}([0-9]|[1-9][0-9]|1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5])(\/(1[6-9]|2[0-4]))$ ConstraintDescription: CIDR block parameter must be in the form x.x.x.x/16-24. Default: 10.0.128.0/20 Description: CIDR block for public subnet. Type: String PrivateRouteTableId: Description: Private Route Table ID to associate the private subnet. Type: String AllowedPattern: ".+" ConstraintDescription: PrivateRouteTableId parameter must be specified. PrivateSubnetCidr: AllowedPattern: ^(([0-9]|[1-9][0-9]|1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5])\.){3}([0-9]|[1-9][0-9]|1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5])(\/(1[6-9]|2[0-4]))$ ConstraintDescription: CIDR block parameter must be in the form x.x.x.x/16-24. Default: 10.0.128.0/20 Description: CIDR block for private subnet. Type: String Resources: PublicSubnet: Type: "AWS::EC2::Subnet" Properties: VpcId: !Ref VpcId CidrBlock: !Ref PublicSubnetCidr AvailabilityZone: !Ref ZoneName Tags: - Key: Name Value: !Join ['-', [!Ref ClusterName, "public", !Ref ZoneName]] PublicSubnetRouteTableAssociation: Type: "AWS::EC2::SubnetRouteTableAssociation" Properties: SubnetId: !Ref PublicSubnet RouteTableId: !Ref PublicRouteTableId PrivateSubnet: Type: "AWS::EC2::Subnet" Properties: VpcId: !Ref VpcId CidrBlock: !Ref PrivateSubnetCidr AvailabilityZone: !Ref ZoneName Tags: - Key: Name Value: !Join ['-', [!Ref ClusterName, "private", !Ref ZoneName]] PrivateSubnetRouteTableAssociation: Type: "AWS::EC2::SubnetRouteTableAssociation" Properties: SubnetId: !Ref PrivateSubnet RouteTableId: !Ref PrivateRouteTableId Outputs: PublicSubnetId: Description: Subnet ID of the public subnets. Value: !Join ["", [!Ref PublicSubnet]] PrivateSubnetId: Description: Subnet ID of the private subnets. Value: !Join ["", [!Ref PrivateSubnet]]
17.2.8. AWS Local Zones または Wavelength Zones ノードのマシンセットマニフェストの作成
AWS Local Zones または Wavelength Zones にサブネットを作成した後、マシンセットマニフェストを作成できます。
インストールプログラムは、クラスターのインストール時に edge
マシンプールに次のラベルを設定します。
-
machine.openshift.io/parent-zone-name: <value_of_ParentZoneName>
-
machine.openshift.io/zone-group: <value_of_ZoneGroup>
-
machine.openshift.io/zone-type: <value_of_ZoneType>
次の手順では、edge
コンピュートプール設定に一致するマシンセット設定を作成する方法を詳しく説明します。
前提条件
- AWS Local Zones または Wavelength Zones にサブネットを作成している。
手順
AWS API を収集してマシンセットマニフェストを作成するときに、
edge
マシンプールのラベルを手動で保存します。このアクションを完了するには、コマンドラインインターフェイス (CLI) で次のコマンドを入力します。$ aws ec2 describe-availability-zones --region <value_of_Region> \1 --query 'AvailabilityZones[].{ ZoneName: ZoneName, ParentZoneName: ParentZoneName, GroupName: GroupName, ZoneType: ZoneType}' \ --filters Name=zone-name,Values=<value_of_ZoneName> \2 --all-availability-zones
Local Zone
us-east-1-nyc-1a
の出力例[ { "ZoneName": "us-east-1-nyc-1a", "ParentZoneName": "us-east-1f", "GroupName": "us-east-1-nyc-1", "ZoneType": "local-zone" } ]
Wavelength Zone
us-east-1-wl1
の出力例[ { "ZoneName": "us-east-1-wl1-bos-wlz-1", "ParentZoneName": "us-east-1a", "GroupName": "us-east-1-wl1", "ZoneType": "wavelength-zone" } ]
17.2.8.1. AWS 上のコンピュートマシンセットカスタムリソースのサンプル YAML
このサンプル YAML は us-east-1-nyc-1a
Amazon Web Services (AWS) ゾーンで実行し、node-role.kubernetes.io/edge: ""
というラベルが付けられたノードを作成するコンピュートマシンセットを定義します。
Wavelength Zone との関連でサンプル YAML ファイルを参照する場合は、必ず AWS リージョンとゾーンの情報をサポートされている Wavelength Zone の値に置き換えてください。
このサンプルでは、<infrastructure_id>
はクラスターのプロビジョニング時に設定したクラスター ID に基づくインフラストラクチャー ID であり、<edge>
は追加するノードラベルです。
apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1 kind: MachineSet metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> 1 name: <infrastructure_id>-edge-<zone> 2 namespace: openshift-machine-api spec: replicas: 1 selector: matchLabels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> 3 machine.openshift.io/cluster-api-machineset: <infrastructure_id>-edge-<zone> template: metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> 4 machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: edge 5 machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: edge 6 machine.openshift.io/cluster-api-machineset: <infrastructure_id>-edge-<zone> 7 spec: metadata: labels: machine.openshift.io/parent-zone-name: <value_of_ParentZoneName> machine.openshift.io/zone-group: <value_of_GroupName> machine.openshift.io/zone-type: <value_of_ZoneType> node-role.kubernetes.io/edge: "" 8 providerSpec: value: ami: id: ami-046fe691f52a953f9 9 apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1 blockDevices: - ebs: iops: 0 volumeSize: 120 volumeType: gp2 credentialsSecret: name: aws-cloud-credentials deviceIndex: 0 iamInstanceProfile: id: <infrastructure_id>-worker-profile 10 instanceType: m6i.large kind: AWSMachineProviderConfig placement: availabilityZone: <zone> 11 region: <region> 12 securityGroups: - filters: - name: tag:Name values: - <infrastructure_id>-worker-sg 13 subnet: id: <value_of_PublicSubnetIds> 14 publicIp: true tags: - name: kubernetes.io/cluster/<infrastructure_id> 15 value: owned - name: <custom_tag_name> 16 value: <custom_tag_value> 17 userDataSecret: name: worker-user-data taints: 18 - key: node-role.kubernetes.io/edge effect: NoSchedule
- 1 3 4 10 13 15
- クラスターのプロビジョニング時に設定したクラスター ID を基にするインフラストラクチャー ID を指定します。OpenShift CLI がインストールされている場合は、以下のコマンドを実行してインフラストラクチャー ID を取得できます。
$ oc get -o jsonpath='{.status.infrastructureName}{"\n"}' infrastructure cluster
- 2 7
- インフラストラクチャー ID、
edge
ロールノードラベル、およびゾーン名を指定します。 - 5 6 8
edge
ロールノードラベルを指定します。- 9
- OpenShift Container Platform ノードの AWS ゾーンに有効な Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) Amazon Machine Image (AMI) を指定します。AWS Marketplace イメージを使用する場合は、AWS Marketplace から OpenShift Container Platform サブスクリプションを完了して、リージョンの AMI ID を取得する必要があります。
$ oc -n openshift-machine-api \ -o jsonpath='{.spec.template.spec.providerSpec.value.ami.id}{"\n"}' \ get machineset/<infrastructure_id>-<role>-<zone>
- 16 17
- オプション: クラスターのカスタムタグデータを指定します。たとえば、
name:value
のペアであるEmail:admin-email@example.com
を指定して、管理者の連絡先電子メールアドレスを追加できます。注記カスタムタグは、インストール中に
install-config.yml
ファイルで指定することもできます。install-config.yml
ファイルとマシンセットに同じ名前
のデータを持つタグが含まれている場合、マシンセットのタグの値がinstall-config.yml
ファイルのタグの値よりも優先されます。 - 11
- ゾーン名を指定します (例:
us-east-1-nyc-1a
)。 - 12
- リージョン (例:
us-east-1
) を指定します。 - 14
- AWS Local Zones または Wavelength Zones に作成したパブリックサブネットの ID。このパブリックサブネット ID は、「AWS ゾーンでのサブネットの作成」手順を完了したときに作成したものです。
- 18
- ユーザーのワークロードが
edge
ノードにスケジュールされないように taint を指定します。注記インフラストラクチャーノードに
NoSchedule
taint を追加すると、そのノードで実行されている既存の DNS Pod はmisscheduled
としてマークされます。misscheduled
DNS Pod に対する toleration の追加 または削除を行う必要があります。
17.2.8.2. コンピュートマシンセットの作成
インストールプログラムによって作成されるコンピュートセットセットに加えて、独自のマシンセットを作成して、選択した特定のワークロードのマシンコンピューティングリソースを動的に管理できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイしている。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
パーミッションを持つユーザーとして、oc
にログインする。
手順
コンピュートマシンセットのカスタムリソース (CR) サンプルを含む新しい YAML ファイルを作成し、
<file_name>.yaml
という名前を付けます。<clusterID>
および<role>
パラメーターの値を設定していることを確認します。オプション: 特定のフィールドに設定する値がわからない場合は、クラスターから既存のコンピュートマシンセットを確認できます。
クラスター内のコンピュートマシンセットをリスト表示するには、次のコマンドを実行します。
$ oc get machinesets -n openshift-machine-api
出力例
NAME DESIRED CURRENT READY AVAILABLE AGE agl030519-vplxk-worker-us-east-1a 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1b 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1c 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1d 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1e 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1f 0 0 55m
特定のコンピュートマシンセットカスタムリソース (CR) 値を表示するには、以下のコマンドを実行します。
$ oc get machineset <machineset_name> \ -n openshift-machine-api -o yaml
出力例
apiVersion: machine.openshift.io/v1beta1 kind: MachineSet metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> 1 name: <infrastructure_id>-<role> 2 namespace: openshift-machine-api spec: replicas: 1 selector: matchLabels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> machine.openshift.io/cluster-api-machineset: <infrastructure_id>-<role> template: metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: <infrastructure_id> machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: <role> machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: <role> machine.openshift.io/cluster-api-machineset: <infrastructure_id>-<role> spec: providerSpec: 3 ...
次のコマンドを実行して
MachineSet
CR を作成します。$ oc create -f <file_name>.yaml
検証
次のコマンドを実行して、コンピュートマシンセットのリストを表示します。
$ oc get machineset -n openshift-machine-api
出力例
NAME DESIRED CURRENT READY AVAILABLE AGE agl030519-vplxk-edge-us-east-1-nyc-1a 1 1 1 1 11m agl030519-vplxk-worker-us-east-1a 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1b 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1c 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1d 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1e 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1f 0 0 55m
新しいコンピュートマシンセットが利用可能になると、
DESIRED
とCURRENT
の値が一致します。コンピュートマシンセットが使用できない場合は、数分待ってからコマンドを再実行してください。オプション: エッジマシンによって作成されたノードを確認するには、次のコマンドを実行します。
$ oc get nodes -l node-role.kubernetes.io/edge
出力例
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ip-10-0-207-188.ec2.internal Ready edge,worker 172m v1.25.2+d2e245f