5.4. パワーモニタリングのメトリクスの概要
Power Monitoring Operator は以下のメトリクスを公開します。これらのメトリクスは、OpenShift Container Platform Web コンソールの Observe
以下に示す公開されるメトリクスのリストは、最終的なものではありません。今後のリリースでメトリクスが追加または削除される可能性があります。
メトリクス名 | 説明 |
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| コンテナーによる CPU、DRAM、およびその他のホストコンポーネントのパッケージまたはソケットのエネルギー消費量の合計。 |
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コンテナーによって使用された CPU コア全体の合計エネルギー消費量。システムが |
| コンテナーによる DRAM の総エネルギー消費量。 |
| コンテナーによって使用された非コアコンポーネントによる累積エネルギー消費量。コンポーネントの数はシステムによって異なる場合があります。非コアメトリクスはプロセッサーモデルに固有のものであり、サーバーの CPU によっては使用できない場合があります。 |
| コンテナーが使用する CPU ソケットによって消費された累積エネルギー。これには、すべてのコアコンポーネントと非コアコンポーネントが含まれます。 |
| コンテナーによって使用された、CPU と DRAM を除くホストコンポーネントの累積エネルギー消費量。通常、このメトリクスは ACPI ホストのエネルギー消費量です。 |
| BPF トレーシングを使用するコンテナーによって使用された合計 CPU 時間。 |
| ハードウェアカウンターを利用するコンテナーによって使用された合計 CPU サイクル。CPU サイクルは、CPU 周波数に直接関連するメトリクスです。プロセッサーが固定周波数で実行されるシステムでは、CPU サイクルと合計 CPU 時間がほぼ同等になります。プロセッサーがさまざまな周波数で実行されるシステムでは、CPU サイクルと合計 CPU 時間の値が異なります。 |
| ハードウェアカウンターを利用するコンテナーによって使用された CPU 命令の合計数。CPU 命令数は、CPU がどのように使用されているかを示す指標です。 |
| ハードウェアカウンターを使用するコンテナーで発生したキャッシュミスの合計。 |
| コントロールグループの統計情報を読み取るコンテナーによって使用された合計 CPU 時間。 |
| コントロールグループの統計情報を読み取るコンテナーによって使用された合計メモリー (バイト単位)。 |
| コントロールグループの統計情報を読み取るコンテナーによって使用されたカーネル空間の合計 CPU 時間。 |
| コントロールグループの統計情報を読み取るコンテナーによって使用されたユーザー空間の合計 CPU 時間。 |
| BPF トレーシングを使用するコンテナーのネットワークカードに送信されたパケットの総数。 |
| BPF トレーシングを使用するコンテナーのネットワークカードから受信したパケットの総数。 |
| BPF トレーシングを使用するコンテナーのブロック I/O 呼び出しの合計数。 |
| ノードの CPU アーキテクチャーなどのノードのメタデータ。 |
| ノードおよびオペレーティングシステム上で実行されているすべてのコンテナーによって使用された CPU コア全体の合計エネルギー消費量。 |
| ノードおよびオペレーティングシステム上で実行されているすべてのコンテナーによって使用された非コアコンポーネントによる累積エネルギー消費量。コンポーネントの数はシステムによって異なる場合があります。 |
| ノードおよびオペレーティングシステム上で実行されているすべてのコンテナーによる DRAM の総エネルギー消費量。 |
| ノードおよびオペレーティングシステム上で実行されているすべてのコンテナーによって使用される CPU ソケットによって消費された累積エネルギー。これには、すべてのコアコンポーネントと非コアコンポーネントが含まれます。 |
| ノードおよびオペレーティングシステム上で実行されているすべてのコンテナーによって使用された、CPU および DRAM を除くホストコンポーネントの累積エネルギー消費量。通常、このメトリクスは ACPI ホストのエネルギー消費量です。 |
| ホストの総エネルギー消費量。通常、このメトリクスは Redfish BMC または ACPI からのホストのエネルギー消費量です。 |
| モデルサーバーで使用されるコンテナーリソース使用率コントロールグループメトリクスのラベルが付いたノードから得られた複数のメトリクス。 |
| 特定のノードにおける Intel QAT アクセラレーターの使用率。システムに Intel QAT が搭載されている場合、Kepler はテレメトリーを通じてノードの QAT の使用率を計算できます。 |