31.4. クラスター全体のプロキシー設定の確認


クラスター全体のプロキシー設定のデプロイ後に、想定通りに機能していることを確認できます。以下の手順に従ってログを確認し、実装を検証します。

前提条件

  • クラスター管理者パーミッションがある。
  • OpenShift Container Platform oc CLI ツールがインストールされている。

手順

  1. oc コマンドを使用してプロキシー設定のステータスを確認します。

    $ oc get proxy/cluster -o yaml
  2. 出力のプロキシーフィールドを確認して、設定と一致していることを確認します。具体的には、spec.httpProxyspec.httpsProxyspec.noProxy、および spec.trustedCA フィールドを確認します。
  3. Proxy オブジェクトのステータスを検査します。

    $ oc get proxy/cluster -o jsonpath='{.status}'

    出力例

    {
    status:
        httpProxy: http://user:xxx@xxxx:3128
        httpsProxy: http://user:xxx@xxxx:3128
        noProxy: .cluster.local,.svc,10.0.0.0/16,10.128.0.0/14,127.0.0.1,169.254.169.254,172.30.0.0/16,localhost,test.no-proxy.com
    }

  4. Machine Config Operator (MCO)のログをチェックして、設定の変更が正常に適用されたことを確認します。

    $ oc logs -n openshift-machine-config-operator $(oc get pods -n openshift-machine-config-operator -l k8s-app=machine-config-operator -o name)
  5. プロキシー設定が適用され、必要に応じてノードが再起動されたことを示すメッセージを探します。
  6. Cluster Version Operator (CVO)などの外部リクエストを行うコンポーネントのログをチェックして、システムコンポーネントがプロキシーを使用していることを確認します。

    $ oc logs -n openshift-cluster-version $(oc get pods -n openshift-cluster-version -l k8s-app=machine-config-operator -o name)
  7. 外部リクエストがプロキシー経由でルーティングされたことを示すログエントリーを探します。

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