6.3. GitOps ZTP を使用した手動インストール用の Discovery ISO カーネル引数の設定
				GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) ワークフローは、マネージドベアメタルホストでの OpenShift Container Platform インストールプロセスの一部として Discovery ISO を使用します。InfraEnv リソースを編集して、Discovery ISO のカーネル引数を指定できます。これは、特定の環境要件を持つクラスターのインストールに役立ちます。たとえば、Discovery ISO の rd.net.timeout.carrier カーネル引数を設定して、クラスターの静的ネットワーク設定を容易にしたり、インストール中に root ファイルシステムをダウンロードする前に DHCP アドレスを受信したりできます。
			
OpenShift Container Platform 4.15 では、カーネル引数の追加のみを行うことができます。カーネル引数を置き換えたり削除したりすることはできません。
前提条件
- OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
 - cluster-admin 権限を持つユーザーとしてハブクラスターにログインしている。
 - インストールと設定カスタムリソース (CR) を手動で生成している。
 
手順
- 
						
InfraEnvCR のspec.kernelArguments仕様を編集して、カーネル引数を設定します。 
					SiteConfig CR は、Day-0 インストール CR の一部として InfraEnv リソースを生成します。
				
検証
					カーネル引数が適用されていることを確認するには、Discovery イメージが OpenShift Container Platform をインストールする準備ができていることを確認した後、インストールプロセスを開始する前にターゲットホストに SSH 接続します。その時点で、/proc/cmdline ファイルで Discovery ISO のカーネル引数を表示できます。
				
ターゲットホストとの SSH セッションを開始します。
ssh -i /path/to/privatekey core@<host_name>
$ ssh -i /path/to/privatekey core@<host_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを使用して、システムのカーネル引数を表示します。
cat /proc/cmdline
$ cat /proc/cmdlineCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow