15.10. デプロイしたクラスターのステータスの確認
OpenShift Container Platform が AWS Wavelength Zones に正常にデプロイされたことを確認します。
15.10.1. CLI の使用によるクラスターへのログイン
クラスター kubeconfig
ファイルをエクスポートし、デフォルトシステムユーザーとしてクラスターにログインできます。kubeconfig
ファイルには、クライアントを正しいクラスターおよび API サーバーに接続するために CLI で使用されるクラスターに関する情報が含まれます。このファイルはクラスターに固有のファイルであり、OpenShift Container Platform のインストール時に作成されます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイしていること。
-
oc
CLI をインストールしていること。
手順
kubeadmin
認証情報をエクスポートします。$ export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig 1
- 1
<installation_directory>
には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
エクスポートされた設定を使用して、
oc
コマンドを正常に実行できることを確認します。$ oc whoami
出力例
system:admin
15.10.2. Web コンソールを使用したクラスターへのログイン
kubeadmin
ユーザーは、OpenShift Container Platform のインストール後はデフォルトで存在します。OpenShift Container Platform Web コンソールを使用し、kubeadmin
ユーザーとしてクラスターにログインできます。
前提条件
- インストールホストにアクセスできる。
- クラスターのインストールを完了しており、すべてのクラスター Operator が利用可能である。
手順
インストールホストで
kubeadmin-password
ファイルからkubeadmin
ユーザーのパスワードを取得します。$ cat <installation_directory>/auth/kubeadmin-password
注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.log
ログファイルからkubeadmin
パスワードを取得できます。OpenShift Container Platform Web コンソールルートをリスト表示します。
$ oc get routes -n openshift-console | grep 'console-openshift'
注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.log
ログファイルからで OpenShift Container Platform ルートを取得できます。出力例
console console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<base_domain> console https reencrypt/Redirect None
-
Web ブラウザーで前述のコマンドの出力で詳細に説明されたルートに移動し、
kubeadmin
ユーザーとしてログインします。
関連情報
- OpenShift Container Platform Web コンソールへのアクセスの詳細とその説明は、Web コンソールへのアクセス を参照してください。
15.10.3. エッジコンピューティングプールで作成されたノードの検証
AWS Wavelength Zones インフラストラクチャーを使用するクラスターをインストールしたら、インストール時に作成したマシンセットマニフェストによって作成されたマシンのステータスを確認します。
install-config.yaml
ファイルに追加したサブネットから作成されたマシンセットを確認するには、次のコマンドを実行します。$ oc get machineset -n openshift-machine-api
出力例
NAME DESIRED CURRENT READY AVAILABLE AGE cluster-7xw5g-edge-us-east-1-wl1-nyc-wlz-1 1 1 1 1 3h4m cluster-7xw5g-worker-us-east-1a 1 1 1 1 3h4m cluster-7xw5g-worker-us-east-1b 1 1 1 1 3h4m cluster-7xw5g-worker-us-east-1c 1 1 1 1 3h4m
マシンセットから作成されたマシンを確認するには、次のコマンドを実行します。
$ oc get machines -n openshift-machine-api
出力例
NAME PHASE TYPE REGION ZONE AGE cluster-7xw5g-edge-us-east-1-wl1-nyc-wlz-1-wbclh Running c5d.2xlarge us-east-1 us-east-1-wl1-nyc-wlz-1 3h cluster-7xw5g-master-0 Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1a 3h4m cluster-7xw5g-master-1 Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1b 3h4m cluster-7xw5g-master-2 Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1c 3h4m cluster-7xw5g-worker-us-east-1a-rtp45 Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1a 3h cluster-7xw5g-worker-us-east-1b-glm7c Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1b 3h cluster-7xw5g-worker-us-east-1c-qfvz4 Running m6i.xlarge us-east-1 us-east-1c 3h
エッジロールを持つノードを確認するには、次のコマンドを実行します。
$ oc get nodes -l node-role.kubernetes.io/edge
出力例
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ip-10-0-207-188.ec2.internal Ready edge,worker 172m v1.25.2+d2e245f