10.9. PolicyGenTemplate CR を使用したベアメタルイベントの設定


GitOps ZTP パイプラインを使用して、HTTP または AMQP トランスポートを使用するベアメタルイベントを設定できます。

注記

HTTP トランスポートは、PTP およびベアメタルイベントのデフォルトのトランスポートです。可能な場合、PTP およびベアメタルイベントには AMQP ではなく HTTP トランスポートを使用してください。AMQ Interconnect は、2024 年 6 月 30 日で EOL になります。AMQ Interconnect の延長ライフサイクルサポート (ELS) は 2029 年 11 月 29 日に終了します。詳細は、Red Hat AMQ Interconnect のサポートステータス を参照してください。

10.9.1. HTTP トランスポートを使用するベアメタルイベントの設定

GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) パイプラインを使用してデプロイしたマネージドクラスター上で、HTTP トランスポートを使用するベアメタルイベントを設定できます。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインしている。
  • カスタムサイトの設定データを管理する Git リポジトリーを作成している。

手順

  1. 次の YAML を common-ranGen.yaml ファイルの spec.sourceFiles に追加して、Bare Metal Event Relay Operator を設定します。

    # Bare Metal Event Relay operator
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscriptionNS.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscriptionOperGroup.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscription.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
  2. たとえば、group-du-sno-ranGen.yaml ファイルの特定のグループ設定ファイルで、HardwareEvent CR を spec.sourceFiles に追加します。

    - fileName: HardwareEvent.yaml 1
      policyName: "config-policy"
      spec:
        nodeSelector: {}
        transportHost: "http://hw-event-publisher-service.openshift-bare-metal-events.svc.cluster.local:9043"
        logLevel: "info"
    1
    各ベースボード管理コントローラー (BMC) では、1 つの HardwareEvent CR のみ必要です。
    注記

    OpenShift Container Platform 4.13 以降では、ベアメタルイベントで HTTP トランスポートを使用する場合、HardwareEvent カスタムリソース (CR) の transportHost フィールドを設定する必要はありません。

  3. 必要なその他の変更およびファイルをカスタムサイトリポジトリーにマージします。
  4. 変更をサイト設定リポジトリーにプッシュし、GitOps ZTP を使用してベアメタルイベントを新しいサイトにデプロイします。
  5. 次のコマンドを実行して Redfish シークレットを作成します。

    $ oc -n openshift-bare-metal-events create secret generic redfish-basic-auth \
    --from-literal=username=<bmc_username> --from-literal=password=<bmc_password> \
    --from-literal=hostaddr="<bmc_host_ip_addr>"

10.9.2. AMQP トランスポートを使用するベアメタルイベントの設定

GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) パイプラインを使用してデプロイしたマネージドクラスター上で、AMQP トランスポートを使用するベアメタルイベントを設定できます。

注記

HTTP トランスポートは、PTP およびベアメタルイベントのデフォルトのトランスポートです。可能な場合、PTP およびベアメタルイベントには AMQP ではなく HTTP トランスポートを使用してください。AMQ Interconnect は、2024 年 6 月 30 日で EOL になります。AMQ Interconnect の延長ライフサイクルサポート (ELS) は 2029 年 11 月 29 日に終了します。詳細は、Red Hat AMQ Interconnect のサポートステータス を参照してください。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインしている。
  • カスタムサイトの設定データを管理する Git リポジトリーを作成している。

手順

  1. AMQ Interconnect Operator と Bare Metal Event Relay Operator を設定するには、次の YAML を common-ranGen.yaml ファイルの spec.sourceFiles に追加します。

    # AMQ interconnect operator for fast events
    - fileName: AmqSubscriptionNS.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: AmqSubscriptionOperGroup.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: AmqSubscription.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    # Bare Metal Event Rely operator
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscriptionNS.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscriptionOperGroup.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
    - fileName: BareMetalEventRelaySubscription.yaml
      policyName: "subscriptions-policy"
  2. Interconnect CR をサイト設定ファイルの .spec.sourceFiles (example-sno-site.yaml ファイルなど) に追加します。

    - fileName: AmqInstance.yaml
      policyName: "config-policy"
  3. たとえば、group-du-sno-ranGen.yaml ファイルの特定のグループ設定ファイルで、HardwareEvent CR を spec.sourceFiles に追加します。

    - fileName: HardwareEvent.yaml
      policyName: "config-policy"
      spec:
        nodeSelector: {}
        transportHost: "amqp://<amq_interconnect_name>.<amq_interconnect_namespace>.svc.cluster.local" 1
        logLevel: "info"
    1
    transportHost URL は、既存の AMQ Interconnect CR namenamespace で構成されます。たとえば、transportHost: "amqp://amq-router.amq-router.svc.cluster.local" では、AMQ Interconnect の namenamespace の両方が amq-router に設定されます。
    注記

    各ベースボード管理コントローラー (BMC) には、単一の HardwareEvent リソースのみが必要です。

  4. Git で PolicyGenTemplate の変更をコミットし、その変更をサイト設定リポジトリーにプッシュして、GitOps ZTP を使用してベアメタルイベント監視を新しいサイトにデプロイします。
  5. 次のコマンドを実行して Redfish シークレットを作成します。

    $ oc -n openshift-bare-metal-events create secret generic redfish-basic-auth \
    --from-literal=username=<bmc_username> --from-literal=password=<bmc_password> \
    --from-literal=hostaddr="<bmc_host_ip_addr>"
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.