16.4. 優先度の高い Pod の省電力モードの無効化
ワークロードが実行されるノードの省電力を設定するときに、優先度の高いワークロードが影響を受けないように Pod を設定できます。
省電力設定でノードを設定するときは、優先度の高いワークロードを Pod レベルのパフォーマンス設定で設定する必要があります。つまり、Pod で使用されるすべてのコアにその設定が適用されます。
Pod レベルで P ステートと C ステートを無効にすることで、優先度の高いワークロードを設定して、最高のパフォーマンスと最小の待機時間を実現できます。
アノテーション | 設定可能な値 | 説明 |
---|---|---|
|
|
このアノテーションを使用すると、各 CPU の C ステートを有効または無効にすることができます。あるいは、C ステートの最大レイテンシーをマイクロ秒単位で指定することもできます。たとえば、 |
|
サポートされている |
各 CPU の |
前提条件
- 優先度の高いワークロード Pod がスケジュールされているノードのパフォーマンスプロファイルで省電力を設定した。
手順
優先度の高いワークロード Pod に必要なアノテーションを追加します。このアノテーションは
default
設定をオーバーライドします。優先度の高いワークロードアノテーションの例
apiVersion: v1 kind: Pod metadata: #... annotations: #... cpu-c-states.crio.io: "disable" cpu-freq-governor.crio.io: "performance" #... #... spec: #... runtimeClassName: performance-<profile_name> #...
Copy to clipboardCopiedapiVersion: v1 kind: Pod metadata: #... annotations: #... cpu-c-states.crio.io: "disable" cpu-freq-governor.crio.io: "performance" #... #... spec: #... runtimeClassName: performance-<profile_name> #...
- Pod を再起動してアノテーションを適用します。