14.3. インストールの要件
AWS Local Zones 環境にクラスターをインストールする前に、Local Zone 機能を導入できるようにインフラストラクチャーを設定する必要があります。
14.3.1. AWS Local Zones へのオプトイン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS Local Zones にサブネットを作成する予定がある場合は、各ゾーングループに個別にオプトインする必要があります。
前提条件
- AWS CLI をインストールしている。
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする AWS リージョンを決定しました。
- ゾーングループにオプトインするユーザーまたはロールアカウントに、寛容な IAM ポリシーをアタッチしました。
手順
次のコマンドを実行して、AWS リージョンで利用可能なゾーンをリスト表示します。
AWS リージョンで利用可能な AWS Local Zones をリスト表示するコマンドの例
$ aws --region "<value_of_AWS_Region>" ec2 describe-availability-zones \ --query 'AvailabilityZones[].[{ZoneName: ZoneName, GroupName: GroupName, Status: OptInStatus}]' \ --filters Name=zone-type,Values=local-zone \ --all-availability-zonesAWS リージョンによっては、利用可能なゾーンのリストが長くなる場合があります。このコマンドは次のフィールドを返します。
ZoneName- Local Zones の名前。
GroupName- ゾーンで構成されるグループ。リージョンにオプトインするには、この名前を保存しておきます。
Status-
Local Zones グループのステータス。ステータスが
not-opted-inの場合は、次の手順で説明するようにGroupNameをオプトインする必要があります。
次のコマンドを実行して、AWS アカウントのゾーングループにオプトインします。
$ aws ec2 modify-availability-zone-group \ --group-name "<value_of_GroupName>" \1 --opt-in-status opted-in- 1
<value_of_GroupName>は、サブネットを作成する Local Zones のグループの名前に置き換えます。たとえば、ゾーンus-east-1-nyc-1a(米国東部 (ニューヨーク)) を使用するにはus-east-1-nyc-1と指定します。
14.3.2. OpenShift Container Platform のインターネットアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 4.15 では、クラスターをインストールするためにインターネットアクセスが必要になります。
インターネットへのアクセスは以下を実行するために必要です。
- OpenShift Cluster Manager にアクセスし、インストールプログラムをダウンロードし、サブスクリプション管理を実行します。クラスターがインターネットにアクセスでき、Telemetry を無効にしていない場合、そのサービスによってクラスターのサブスクリプションが自動的に有効化されます。
- クラスターのインストールに必要なパッケージを取得するために Quay.io にアクセスします。
- クラスターの更新を実行するために必要なパッケージを取得します。
クラスターでインターネットに直接アクセスできない場合、プロビジョニングする一部のタイプのインフラストラクチャーでネットワークが制限されたインストールを実行できます。このプロセスで、必要なコンテンツをダウンロードし、これを使用してミラーレジストリーにインストールパッケージを設定します。インストールタイプに応じて、クラスターのインストール環境でインターネットアクセスが不要となる場合があります。クラスターを更新する前に、ミラーレジストリーのコンテンツを更新します。
14.3.3. AWS Marketplace イメージの取得 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS Marketplace イメージを使用して OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする場合は、最初に AWS を通じてサブスクライブする必要があります。オファーにサブスクライブすると、インストールプログラムがコンピュートノードのデプロイに使用する AMI ID が提供されます。
AWS Marketplace イメージを使用するには、コンピュートマシンの RHCOS イメージのみを変更する必要があります。コントロールプレーンマシンおよびインフラストラクチャーノードに OpenShift Container Platform サブスクリプションは必要なく、デフォルトでパブリック RHCOS デフォルトイメージが使用されるため、AWS 請求書にサブスクリプションコストは発生しません。したがって、クラスターのデフォルトのブートイメージやコントロールプレーンのブートイメージは変更しないでください。AWS Marketplace イメージを適用すると追加のライセンスコストが発生し、これは修正できません。
前提条件
- オファーを購入するための AWS アカウントを持っている。このアカウントは、クラスターのインストールに使用されるアカウントと同じである必要はありません。
手順
- AWS Marketplace で OpenShift Container Platform サブスクリプションを完了します。
ご使用の AWS リージョンの AMI ID を記録します。インストールプロセスの一環として、クラスターをデプロイする前に、この値で
install-config.yamlファイルを更新する必要があります。AWS Marketplace コンピュートノードを含む
install-config.yamlファイルのサンプルapiVersion: v1 baseDomain: example.com compute: - hyperthreading: Enabled name: worker platform: aws: amiID: ami-06c4d345f7c2072391 type: m5.4xlarge replicas: 3 metadata: name: test-cluster platform: aws: region: us-east-22 sshKey: ssh-ed25519 AAAA... pullSecret: '{"auths": ...}'
14.3.4. バイナリーのダウンロードによる OpenShift CLI のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインインターフェイスを使用して OpenShift Container Platform と対話するために CLI (oc) をインストールすることができます。oc は Linux、Windows、または macOS にインストールできます。
以前のバージョンの oc をインストールしている場合、これを使用して OpenShift Container Platform 4.15 のすべてのコマンドを実行することはできません。新規バージョンの oc をダウンロードし、インストールします。
14.3.4.1. Linux への OpenShift CLI のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを Linux にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- Product Variant ドロップダウンリストからアーキテクチャーを選択します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.15 Linux Clients エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
アーカイブを展開します。
$ tar xvf <file>ocバイナリーを、PATHにあるディレクトリーに配置します。PATHを確認するには、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
検証
OpenShift CLI のインストール後に、
ocコマンドを使用して利用できます。$ oc <command>
14.3.4.2. Windows への OpenShift CLI のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを Windows にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.15 Windows Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
- ZIP プログラムでアーカイブを展開します。
ocバイナリーを、PATHにあるディレクトリーに移動します。PATHを確認するには、コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行します。C:\> path
検証
OpenShift CLI のインストール後に、
ocコマンドを使用して利用できます。C:\> oc <command>
14.3.4.3. macOS への OpenShift CLI のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc) バイナリーを macOS にインストールできます。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
OpenShift v4.15 macOS Clients エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
注記macOS arm64 の場合は、OpenShift v4.15 macOS arm64 Client エントリーを選択します。
- アーカイブを展開し、解凍します。
ocバイナリーをパスにあるディレクトリーに移動します。PATHを確認するには、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
検証
ocコマンドを使用してインストールを確認します。$ oc <command>
14.3.5. インストールプログラムの取得 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform をインストールする前に、インストールに使用しているホストにインストールファイルをダウンロードします。
前提条件
- Linux または macOS を実行し、少なくとも 1.2 GB のローカルディスク容量を備えたコンピューターがある。
手順
Red Hat Hybrid Cloud Console の Cluster Type ページに移動します。Red Hat アカウントがある場合は、認証情報を使用してログインします。アカウントがない場合はこれを作成します。
ヒント- ページの Run it yourself セクションからインフラストラクチャープロバイダーを選択します。
- OpenShift Installer のドロップダウンメニューからホストオペレーティングシステムとアーキテクチャーを選択し、Download Installer をクリックします。
ダウンロードしたファイルを、インストール設定ファイルを保存するディレクトリーに配置します。
重要- インストールプログラムは、クラスターのインストールに使用するコンピューターにいくつかのファイルを作成します。クラスターのインストール完了後は、インストールプログラムおよびインストールプログラムが作成するファイルを保持する必要があります。クラスターを削除するには、両方のファイルが必要です。
- インストールプログラムで作成されたファイルを削除しても、クラスターがインストール時に失敗した場合でもクラスターは削除されません。クラスターを削除するには、特定のクラウドプロバイダー用の OpenShift Container Platform のアンインストール手順を実行します。
インストールプログラムを展開します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。
$ tar -xvf openshift-install-linux.tar.gz- Red Hat OpenShift Cluster Manager からインストールプルシークレット をダウンロードします。このプルシークレットを使用し、OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージを提供する Quay.io など、組み込まれた各種の認証局によって提供されるサービスで認証できます。
Red Hat カスタマーポータル からインストールプログラムを取得することもできます。このページでは、ダウンロードするインストールプログラムのバージョンを指定できます。ただし、このページにアクセスするには、有効なサブスクリプションが必要です。
14.3.6. クラスターノードの SSH アクセス用のキーペアの生成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform をインストールする際に、SSH パブリックキーをインストールプログラムに指定できます。キーは、Ignition 設定ファイルを介して Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ノードに渡され、ノードへの SSH アクセスを認証するために使用されます。このキーは各ノードの core ユーザーの ~/.ssh/authorized_keys リストに追加され、パスワードなしの認証が可能になります。
鍵がノードに渡されたら、鍵ペアを使用して、core ユーザーとして RHCOS ノードに SSH 接続できます。SSH 経由でノードにアクセスするには、秘密鍵のアイデンティティーをローカルユーザーの SSH で管理する必要があります。
インストールのデバッグまたは障害復旧を実行するためにクラスターノードに対して SSH を実行する場合は、インストールプロセスの間に SSH 公開鍵を指定する必要があります。./openshift-install gather コマンドでは、SSH 公開鍵がクラスターノードに配置されている必要もあります。
障害復旧およびデバッグが必要な実稼働環境では、この手順を省略しないでください。
AWS キーペア などのプラットフォームに固有の方法で設定したキーではなく、ローカルキーを使用する必要があります。
手順
クラスターノードへの認証に使用するローカルマシンに既存の SSH キーペアがない場合は、これを作成します。たとえば、Linux オペレーティングシステムを使用するコンピューターで以下のコマンドを実行します。
$ ssh-keygen -t ed25519 -N '' -f <path>/<file_name>1 - 1
- 新しい SSH キーのパスとファイル名 (
~/.ssh/id_ed25519など) を指定します。既存のキーペアがある場合は、公開鍵が~/.sshディレクトリーにあることを確認します。
注記x86_64、ppc64le、およびs390xアーキテクチャーのみで FIPS 140-2/140-3 検証のために NIST に提出された RHEL 暗号化ライブラリーを使用する OpenShift Container Platform クラスターをインストールする予定がある場合は、ed25519アルゴリズムを使用するキーを作成しないでください。代わりに、rsaアルゴリズムまたはecdsaアルゴリズムを使用するキーを作成します。SSH 公開鍵を表示します。
$ cat <path>/<file_name>.pubたとえば、次のコマンドを実行して
~/.ssh/id_ed25519.pub公開鍵を表示します。$ cat ~/.ssh/id_ed25519.pubローカルユーザーの SSH エージェントに SSH 秘密鍵 ID が追加されていない場合は、それを追加します。キーの SSH エージェント管理は、クラスターノードへのパスワードなしの SSH 認証、または
./openshift-install gatherコマンドを使用する場合は必要になります。注記一部のディストリビューションでは、
~/.ssh/id_rsaおよび~/.ssh/id_dsaなどのデフォルトの SSH 秘密鍵のアイデンティティーは自動的に管理されます。ssh-agentプロセスがローカルユーザーに対して実行されていない場合は、バックグラウンドタスクとして開始します。$ eval "$(ssh-agent -s)"出力例
Agent pid 31874注記クラスターが FIPS モードにある場合は、FIPS 準拠のアルゴリズムのみを使用して SSH キーを生成します。鍵は RSA または ECDSA のいずれかである必要があります。
SSH プライベートキーを
ssh-agentに追加します。$ ssh-add <path>/<file_name>1 - 1
~/.ssh/id_ed25519などの、SSH プライベートキーのパスおよびファイル名を指定します。
出力例
Identity added: /home/<you>/<path>/<file_name> (<computer_name>)
次のステップ
- OpenShift Container Platform をインストールする際に、SSH パブリックキーをインストールプログラムに指定します。