20.3. クラウドプロバイダーへの External DNS Operator のインストール


AWS、Azure、GCP などのクラウドプロバイダーに External DNS Operator をインストールできます。

20.3.1. OperatorHub を使用した External DNS Operator のインストール

OpenShift Container Platform OperatorHub を使用して、External DNS Operator をインストールできます。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators OperatorHub をクリックします。
  2. External DNS Operator をクリックします。Filter by keyword のテキストボックスまたはフィルターリストを使用して、Operator のリストから External DNS Operator を検索できます。
  3. external-dns-operator namespace を選択します。
  4. External DNS Operator ページで Install をクリックします。
  5. Install Operator ページで、次のオプションを選択していることを確認してください。

    1. チャネルを stable-v1.0 として更新している。
    2. インストールモードに A specific name on the cluster を選択している。
    3. namespace をexternal-dns-operatorとしてインストールしている。namespace external-dns-operator が存在しない場合は、Operator のインストール中に作成されます。
    4. 承認ストラテジーAutomatic または Manual として選択している。承認ストラテジーはデフォルトで Automatic に設定されます。
    5. Install をクリックします。

Automatic (自動) 更新を選択した場合、Operator Lifecycle Manager (OLM) は介入なしに、Operator の実行中のインスタンスを自動的にアップグレードします。

Manual 更新を選択した場合、OLM は更新要求を作成します。クラスター管理者は、Operator が新規バージョンに更新されるように更新要求を手動で承認する必要があります。

検証

Installed Operators ダッシュボードで、External DNS Operator の StatusSucceeded と表示されることを確認します。

20.3.2. CLI を使用した External DNS Operator のインストール

CLI を使用して External DNS Operator をインストールできます。

前提条件

  • cluster-admin 権限を持つユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインしている。
  • OpenShift CLI (oc) にログイン済みである。

手順

  1. Namespace オブジェクトを作成します。

    1. Namespace オブジェクトを定義する YAML ファイルを作成します。

      namespace.yaml ファイルの例

      apiVersion: v1
      kind: Namespace
      metadata:
        name: external-dns-operator

    2. 次のコマンドを実行して、Namespace オブジェクトを作成します。

      $ oc apply -f namespace.yaml
  2. OperatorGroup オブジェクトを作成します。

    1. OperatorGroup オブジェクトを定義する YAML ファイルを作成します。

      operatorgroup.yaml ファイルの例

      apiVersion: operators.coreos.com/v1
      kind: OperatorGroup
      metadata:
        name: external-dns-operator
        namespace: external-dns-operator
      spec:
        upgradeStrategy: Default
        targetNamespaces:
        - external-dns-operator

    2. 以下のコマンドを実行して OperatorGroup オブジェクトを作成します。

      $ oc apply -f operatorgroup.yaml
  3. Subscription オブジェクトを作成します。

    1. Subscription オブジェクトを定義する YAML ファイルを作成します。

      subscription.yaml ファイルの例

      apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1
      kind: Subscription
      metadata:
        name: external-dns-operator
        namespace: external-dns-operator
      spec:
        channel: stable-v1
        installPlanApproval: Automatic
        name: external-dns-operator
        source: redhat-operators
        sourceNamespace: openshift-marketplace

    2. 以下のコマンドを実行して Subscription オブジェクトを作成します。

      $ oc apply -f subscription.yaml

検証

  1. 次のコマンドを実行して、サブスクリプションからインストールプランの名前を取得します。

    $ oc -n external-dns-operator \
        get subscription external-dns-operator \
        --template='{{.status.installplan.name}}{{"\n"}}'
  2. 次のコマンドを実行して、インストールプランのステータスが Complete であることを確認します。

    $ oc -n external-dns-operator \
        get ip <install_plan_name> \
        --template='{{.status.phase}}{{"\n"}}'
  3. 次のコマンドを実行して、external-dns-operator Pod のステータスが Running であることを確認します。

    $ oc -n external-dns-operator get pod

    出力例

    NAME                                     READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    external-dns-operator-5584585fd7-5lwqm   2/2     Running   0          11m

  4. 次のコマンドを実行して、サブスクリプションのカタログソースが redhat-operators であることを確認します。

    $ oc -n external-dns-operator get subscription

    出力例

    NAME                    PACKAGE                 SOURCE             CHANNEL
    external-dns-operator   external-dns-operator   redhat-operators   stable-v1

  5. 次のコマンドを実行して、external-dns-Operator のバージョンを確認します。

    $ oc -n external-dns-operator get csv

    出力例

    NAME                           DISPLAY                VERSION   REPLACES   PHASE
    external-dns-operator.v<1.y.z>   ExternalDNS Operator   <1.y.z>                Succeeded

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