8.3. MTC 1.3 から 1.8 へのアップグレード
Migration Toolkit for Containers (MTC) バージョン 1.3.x を 1.8 にアップグレードする場合、MigrationController
Pod が実行されているクラスターで MigPlan
カスタムリソース (CR) マニフェストを更新する必要があります。
indirectImageMigration
および indirectVolumeMigration
パラメーターは MTC 1.3 に存在しないため、バージョン 1.4 のそれらのデフォルト値は false
になります。つまり、イメージの直接移行およびボリュームの直接移行が有効にされます。直接移行の要件が満たされないため、これらのパラメーターの値が true
に変更されない限り、移行計画は Ready
状態になりません。
- OpenShift Container Platform 3 から OpenShift Container Platform 4 に移行するには、レガシー MTC Operator と MTC 1.7.x が必要です。
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MTC 1.7.x から 1.8.x にアップグレードする場合は、OADP チャネルを
stable-1.0
からstable-1.2
に手動で更新しなければ、アップグレードは正常に完了しません。
前提条件
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cluster-admin
権限を持つユーザーとしてログインしている。
手順
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MigrationController
Pod が実行されるクラスターにログインします。 MigPlan
CR マニフェストを取得します。$ oc get migplan <migplan> -o yaml -n openshift-migration
以下のパラメーター値を更新し、ファイルを
migplan.yaml
として保存します。... spec: indirectImageMigration: true indirectVolumeMigration: true
MigPlan
CR マニフェストを置き換えて変更を適用します。$ oc replace -f migplan.yaml -n openshift-migration
更新された
MigPlan
CR マニフェストを取得して変更を確認します。$ oc get migplan <migplan> -o yaml -n openshift-migration