6.33. Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 Operator
目的
OpenShift Container Platform 4.18 以降では、既存の OLM と併せて Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 がデフォルトで有効になっています。この次世代イテレーションでは、クラスター管理者がユーザー向けに機能を拡張するために使用できる、既存の多くの OLM 概念を進化させて更新されたフレームワークが提供されます。
OLM v1 は、registry+v1
バンドル形式の Operator を含む新しい ClusterExtension
オブジェクトのライフサイクルを管理し、クラスター内の拡張機能のインストール、アップグレード、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を制御します。
OpenShift Container Platform では、OLM v1 は olm
クラスター Operator によって提供されます。
olm
クラスター Operator は、olm.maxOpenShiftVersion
プロパティーに基づき、クラスターのアップグレードをブロックするインストール済みの拡張機能があるかどうかをクラスター管理者に通知します。詳細は、「OpenShift Container Platform バージョンとの互換性」を参照してください。
コンポーネント
Operator Lifecycle Manager (OLM) v1 は、次のコンポーネントプロジェクトで構成されています。
- Operator Controller
- OLM v1 の中心的なコンポーネントで、API を使用して Kubernetes を拡張します。ユーザーはこれを使用して、Operator や拡張機能をインストールし、そのライフサイクルを管理できます。カタログから情報を使用します。
- Catalogd
- クラスター上のクライアントが使用する、コンテナーイメージにパッケージ化されて出荷されるファイルベースのカタログ (FBC) コンテンツを展開する Kubernetes 拡張機能です。OLM v1 マイクロサービスアーキテクチャーのコンポーネントである catalogd は、Kubernetes 拡張機能の作成者がパッケージ化した拡張機能のメタデータをホストします。これは、ユーザーがインストール可能なコンテンツを発見するのに役立ちます。
CRD
clusterextension.olm.operatorframework.io
- スコープ: Cluster
-
CR:
ClusterExtension
clustercatalog.olm.operatorframework.io
- スコープ: Cluster
-
CR:
ClusterCatalog