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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.6.3. Azure Stack Hub の IAM の手動作成
クラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API に到達できない環境では、クラスターのインストール前に Cloud Credential Operator (CCO) を手動モードに配置する必要があります。
6.3.1. 管理者レベルのシークレットを kube-system プロジェクトに保存する代替方法 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
					Cloud Credential Operator (CCO) は、クラウドプロバイダーの認証情報を Kubernetes カスタムリソース定義 (CRD) として管理します。credentialsMode パラメーターの異なる値を install-config.yaml ファイルに設定し、組織のセキュリティー要件に応じて CCO を設定できます。
				
6.3.2. IAM の手動作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Cloud Credential Operator (CCO) は、手動モードのクラウドプロバイダーのみをサポートします。そのため、クラウドプロバイダーの ID およびアクセス管理 (IAM) シークレットを指定する必要があります。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行して
install-config.yamlファイルを作成します。openshift-install create install-config --dir <installation_directory>
$ openshift-install create install-config --dir <installation_directory>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
<installation_directory>は、インストールプログラムがファイルを作成するディレクトリーに置き換えます。install-config.yaml設定ファイルを編集し、credentialsModeパラメーターがManualに設定されるようにします。サンプル
install-config.yaml設定ファイルCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
 - この行は、
credentialsModeパラメーターをManualに設定するために追加されます。 
マニフェストを生成するには、インストールプログラムが含まれるディレクトリーから以下のコマンドを実行します。
openshift-install create manifests --dir <installation_directory>
$ openshift-install create manifests --dir <installation_directory>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
<installation_directory>は、インストールプログラムがファイルを作成するディレクトリーに置き換えます。インストールプログラムが含まれるディレクトリーから、以下のコマンドを実行して、
openshift-installバイナリーがビルドされている OpenShift Container Platform リリースイメージの詳細を取得します。openshift-install version
$ openshift-install versionCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
release image quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64
release image quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、デプロイするクラウドをターゲットとするリリースイメージですべての
CredentialsRequestオブジェクトを見つけます。oc adm release extract quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64 \ --credentials-requests \ --cloud=azure
$ oc adm release extract quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.y.z-x86_64 \ --credentials-requests \ --cloud=azureCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドにより、それぞれの
CredentialsRequestオブジェクトに YAML ファイルが作成されます。サンプル
CredentialsRequestオブジェクトCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以前に生成した
openshift-installマニフェストディレクトリーにシークレットの YAML ファイルを作成します。シークレットは、それぞれのCredentialsRequestオブジェクトについてspec.secretRefに定義される namespace およびシークレット名を使用して保存する必要があります。シークレットを含む
CredentialsRequestオブジェクトのサンプルCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サンプル
SecretオブジェクトCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 
手動でメンテナンスされる認証情報を使用するクラスターをアップグレードする前に、CCO がアップグレード可能な状態であることを確認します。詳細は、クラウドプロバイダーのインストールコンテンツの手動でメンテナンスされる認証情報を使用したクラスターのアップグレードについてのセクションを参照してください。
6.3.3. 手動でメンテナンスされた認証情報を使用したクラスターのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
					手動でメンテナンスされる認証情報をを含むクラスターの Cloud Credential Operator (CCO) の upgradable ステータスはデフォルトで false となります。
				
- 
							4.8 から 4.9 などのマイナーリリースの場合には、このステータスを使用することで、パーミッションを更新して 
CloudCredentialリソースにアノテーションを付けてパーミッションが次のバージョンの要件に合わせて更新されていることを指定するまで、アップグレードができないようになります。このアノテーションは、UpgradableステータスをTrueに変更します。 - 4.9.0 から 4.9.1 などの z-stream リリースの場合には、パーミッションは追加または変更されないため、アップグレードはブロックされません。
 
手動でメンテナンスされる認証情報でクラスターをアップグレードする前に、アップグレードするリリースイメージ用に認証情報を新規作成する必要があります。さらに、既存の認証情報に必要なパーミッションを確認し、これらのコンポーネントの新規リリースの新しいパーミッション要件に対応する必要があります。
手順
新規リリースの
CredentialsRequestカスタムリソースを抽出して検査します。クラウドプロバイダーのインストールコンテンツの IAM の手動作成についてのセクションでは、クラウドに必要な認証情報を取得し、使用する方法について説明します。
クラスターで手動でメンテナンスされる認証情報を更新します。
- 
									新規リリースイメージによって追加される 
CredentialsRequestカスタムリソースの新規のシークレットを作成します。 - 
									シークレットに保存される既存の認証情報の 
CredentialsRequestカスタムリソースにパーミッション要件を変更した場合は、必要に応じてパーミッションを更新します。 
- 
									新規リリースイメージによって追加される 
 新規リリースですべてのシークレットが正しい場合は、クラスターをアップグレードする準備が整っていることを示します。
- 
									
cluster-adminロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform CLI にログインします。 CloudCredentialリソースを編集して、metadataフィールドにupgradeable-toアノテーションを追加します。oc edit cloudcredential cluster
$ oc edit cloudcredential clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 追加するテキスト
... metadata: annotations: cloudcredential.openshift.io/upgradeable-to: <version_number> ...... metadata: annotations: cloudcredential.openshift.io/upgradeable-to: <version_number> ...Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
<version_number>は、アップグレードするバージョン (x.y.z形式) に置き換えます。例: OpenShift Container Platform4.8.2(OpenShift Container Platform 4.8.2 の場合)アノテーションを追加してから、upgradeable のステータスが変更されるまで、数分かかる場合があります。
- 
									
 CCO がアップグレードできることを確認します。
- 
									Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Administration 
Cluster Settings に移動します。  - CCO ステータスの詳細を表示するには、Cluster Operators 一覧で cloud-credential をクリックします。
 - 
									Conditions セクションの Upgradeable ステータスが False の場合に、
upgradeable-toアノテーションに間違いがないことを確認します。 
- 
									Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Administration 
 
Conditions セクションの Upgradeable ステータスが True の場合には、OpenShift Container Platform のアップグレードを開始できます。
6.3.4. 次のステップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- ARM テンプレートを使用した Azure Stack Hub へのクラスターのインストール に従い、ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーでの Azure Stack Hub に OpenShift Container Platform クラスターをインストールします。