3.3. デフォルトの Grafana デプロイメントの無効化
デフォルトでは、読み取り専用の Grafana インスタンスは、クラスターメトリクスを表示するダッシュボードのコレクションと共にデプロイされます。Grafana インスタンスは、ユーザー側で設定できません。
Grafana デプロイメントを無効にすると、関連するリソースがクラスターから削除されます。これらのダッシュボードを必要とせずに、クラスターのリソースを節約するには、以下を行うことができます。ただし、引き続き Web コンソールに含まれるメトリクスおよびダッシュボードを表示できます。Grafana はいつでも再度有効化することができます。
前提条件
-
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 -
cluster-monitoring-config
ConfigMap
オブジェクトを作成している。 -
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
openshift-monitoring
プロジェクトでcluster-monitoring-config
ConfigMap
オブジェクトを編集します。$ oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config
grafana
コンポーネントのenabled: false
をdata/config.yaml
の下に追加します。apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: cluster-monitoring-config namespace: openshift-monitoring data: config.yaml: | grafana: enabled: false
変更を適用するためにファイルを保存します。リソースは、変更を適用したら、自動的に削除されます。
警告この変更により、Prometheus および Thanos Querier など、一部のコンポーネントが生成されます。これにより、永続ストレージの設定のセクションの手順が完了していない場合に、収集されたメトリクスが失われる可能性があります。
Grafana Pod が実行されていないことを確認します。以下の例は、
openshift-monitoring
プロジェクトの Pod のステータスを一覧表示します。$ oc -n openshift-monitoring get pods
注記これらの Pod を終了するまでに数分かかる場合があります。
関連情報
- モニターリング設定マップを作成する手順は、モニターリングスタックの設定の準備 を参照してください。