9.5. VRRP プリエンプションの設定
ノードの仮想 IP (VIP) が check スクリプトを渡すことで fault
状態を終了すると、ノードの VIP は、現在 master
状態にあるノードの VIP よりも優先度が低い場合は backup
状態になります。ただし、fault
状態を終了するノードの VIP の優先度が高い場合は、プリエンプションストラテジーによってクラスター内でのそのロールが決定されます。
nopreempt
ストラテジーは master
をホスト上の優先度の低いホストからホスト上の優先度の高い VIP に移動しません。デフォルトの preempt_delay 300
の場合、Keepalived は指定された 300 秒の間待機し、master
をホスト上の優先度の高い VIP に移動します。
前提条件
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OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
プリエンプションを指定するには、
oc edit deploy ipfailover-keepalived
を入力し、ルーターのデプロイメント設定を編集します。$ oc edit deploy ipfailover-keepalived
... spec: containers: - env: - name: OPENSHIFT_HA_PREEMPTION 1 value: preempt_delay 300 ...
- 1
OPENSHIFT_HA_PREEMPTION
の値を設定します。-
preempt_delay 300
: Keepalived は、指定された 300 秒の間待機し、master
をホスト上の優先度の高い VIP に移動します。これはデフォルト値です。 -
nopreempt
:master
をホスト上の優先度の低い VIP からホスト上の優先度の高い VIP に移動しません。
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