1.20. Logging 5.4.3


本リリースには、RHSA-2022:5556-OpenShift Logging Bug Fix Release 5.4.3 が含まれます。

1.20.1. Elasticsearch Operator の非推奨通知

logging サブシステム 5.4.3 では、Elasticsearch Operator は非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。Red Hat は、この機能に対して現在のリリースライフサイクル中にバグ修正とサポートを提供しますが、拡張機能の提供はなく、この機能は今後削除される予定です。Elasticsearch Operator を使用してデフォルトのログストレージを管理する代わりに、Loki Operator を使用できます。

1.20.2. バグ修正

  • この更新の前は、OpenShift ロギングダッシュボードは、アクティブなすべてのシャードではなく、アクティブなプライマリーシャードの数を表示していました。今回の更新により、ダッシュボードにはすべてのアクティブなシャードが表示されます。(LOG-2781)
  • この更新に、elasticsearch-operator が使用するライブラリーのバグには、DoS 攻撃の脆弱性が含まれていました。今回の更新により、ライブラリーがこの脆弱性を含まないバージョンに更新されました。(LOG-2816)
  • 今回の更新以前は、ログを Loki に転送するように Vector を設定するときに、Loki で TLS が有効になっている場合には、カスタムベアラートークンを設定したり、デフォルトトークンを使用したりすることができませんでした。今回の更新により、Vector は TLS が有効なトークンを使用してログを Loki に転送できるようになりました。(LOG-2786
  • 今回の更新以前に、ElasticSearch Operator は、oauth-proxy イメージを選択するときに、ImageStream カスタムリソースの referencePolicy プロパティーを省略していました。このようにプロパティーが省略されることが原因で特定の環境で Kibana のデプロイに失敗しました。今回の更新では、referencePolicy を使用することで問題が解決され、Operator は Kibana を正常にデプロイできるようになりました。(LOG-2791)
  • 今回の更新以前は、ClusterLogForwarder カスタムリソースのアラートルールで、複数の転送出力が考慮されていませんでした。今回の更新で問題が解決されました。(LOG-2640)
  • この更新の前は、ログを Amazon CloudWatch に転送するように設定されたクラスターが、拒否されたログファイルを一時ストレージに書き込んでいたため、時間の経過とともにクラスターが不安定になりました。今回の更新により、CloudWatch のチャンクバックアップが無効になり、問題が解決されました。(LOG-2768)

1.20.3. CVE

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.