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9.9. IP フェイルオーバーの削除

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IP フェイルオーバーが最初に設定されている場合、クラスターのワーカーノードは、Keepalived 用に 224.0.0.18 のマルチキャストパケットを明示的に許可する iptables ルールを使用して変更されます。ノードが変更されるため、IP フェイルオーバーを削除するには、ジョブを実行して iptables ルールを削除し、Keepalived が使用する仮想 IP アドレスを削除する必要があります。

手順

  1. オプション: ConfigMap として保存されるチェックおよび通知スクリプトを特定し、削除します。

    1. IP フェイルオーバーの Pod が ConfigMap をボリュームとして使用するかどうかを決定します。

      $ oc get pod -l ipfailover \
        -o jsonpath="\
      {range .items[?(@.spec.volumes[*].configMap)]}
      {'Namespace: '}{.metadata.namespace}
      {'Pod:       '}{.metadata.name}
      {'Volumes that use config maps:'}
      {range .spec.volumes[?(@.configMap)]}  {'volume:    '}{.name}
        {'configMap: '}{.configMap.name}{'\n'}{end}
      {end}"

      出力例

      Namespace: default
      Pod:       keepalived-worker-59df45db9c-2x9mn
      Volumes that use config maps:
        volume:    config-volume
        configMap: mycustomcheck

    2. 前述の手順でボリュームとして使用される ConfigMap の名前が提供されている場合は、ConfigMap を削除します。

      $ oc delete configmap <configmap_name>
  2. IP フェイルオーバーの既存デプロイメントを特定します。

    $ oc get deployment -l ipfailover

    出力例

    NAMESPACE   NAME         READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
    default     ipfailover   2/2     2            2           105d

  3. デプロイメントを削除します。

    $ oc delete deployment <ipfailover_deployment_name>
  4. ipfailover サービスアカウントを削除します。

    $ oc delete sa ipfailover
  5. IP フェイルオーバーの設定時に追加された IP テーブルルールを削除するジョブを実行します。

    1. 以下の例のような内容で remove-ipfailover-job.yaml などのファイルを作成します。

      apiVersion: batch/v1
      kind: Job
      metadata:
        generateName: remove-ipfailover-
        labels:
          app: remove-ipfailover
      spec:
        template:
          metadata:
            name: remove-ipfailover
          spec:
            containers:
            - name: remove-ipfailover
              image: quay.io/openshift/origin-keepalived-ipfailover:4.9
              command: ["/var/lib/ipfailover/keepalived/remove-failover.sh"]
            nodeSelector:
              kubernetes.io/hostname: <host_name>  <.>
            restartPolicy: Never

      <.> IP フェイルオーバー用に設定されたクラスター内の各ノードのジョブを実行し、毎回ホスト名を置き換えます。

    2. ジョブを実行します。

      $ oc create -f remove-ipfailover-job.yaml

      出力例

      job.batch/remove-ipfailover-2h8dm created

検証

  • ジョブが IP フェイルオーバーの初期設定を削除していることを確認します。

    $ oc logs job/remove-ipfailover-2h8dm

    出力例

    remove-failover.sh: OpenShift IP Failover service terminating.
      - Removing ip_vs module ...
      - Cleaning up ...
      - Releasing VIPs  (interface eth0) ...

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