3.3. 新機能および変更された機能
OpenShift Virtualization は、Windows Server のワークロードを実行する Microsoft の Windows Server Virtualization Validation Program (SVVP) で認定されています。
SVVP の認定は以下に適用されます。
- Red Hat Enterprise Linux CoreOS ワーカー。Microsoft SVVP Catalog では、Red Hat OpenShift Container Platform 4 on RHEL CoreOS という名前が付けられます。
- Intel および AMD CPU。
- サポート対象の Windows オペレーティングシステム で高パフォーマンスの仮想マシンテンプレートが 利用できるようになりました。
- OpenShift Virtualization Operator サブスクリプションで stable 以外の更新チャネルを使用する場合に、stable チャネルに自動的にサブスクライブされるようになりました。この単一更新チャネルは z-stream およびマイナーバージョンの更新を提供し、OpenShift Virtualization と OpenShift Container Platform のバージョンとの間の互換性を確保します。
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virtctl guestfs
コマンドを使用して 、仮想マシンディスクを保守、修復、デバッグ できるようになりました。
- 必須の Secure Boot なしに EFI モードで仮想マシンを起動 できるようになりました。
3.3.1. クイックスタート
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クイックスタートツアーは、複数の OpenShift Virtualization 機能で利用できます。ツアーを表示するには、OpenShift Virtualization コンソールのヘッダーのメニューバーにある Help アイコン ? をクリックし、Quick Starts を選択します。Filter フィールドに
virtualization
キーワードを入力して、利用可能なツアーをフィルターリングできます。
3.3.2. インストール
- OpenShift Virtualization を FIPS 対応のクラスター にデプロイできるようになりました。
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ConsoleCLIDownload
カスタムリソース (CR) を使用して、クラスターがオフラインの場合でもvirtctl
クライアント をダウンロードできるようになりました。
3.3.3. ネットワーク
- CLI で Linux ブリッジネットワーク接続定義を設定して、セカンダリーネットワークで MAC スプーフィングフィルターを有効または無効に できるようになりました。
3.3.4. Storage
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ストレージプロファイルを使用してストレージクラスのデフォルトクローンメソッドを設定し、クローンストラテジー を作成できます。ストレージベンダーが特定のクローン作成方法のみをサポートする場合などに、クローンストラテジーを設定すると便利です。また、リソースの使用の制限やパフォーマンスの最大化を実現する手法を選択することもできます。スナップショットやホスト支援型クローンなどの以前に利用可能なクローン作成メソッドのほかにも、
csi-clone
をデフォルトのクローン動作として指定できるようになりました。これにより、CSI クローン API を使用して、中間ボリュームスナップショットを使用せずに効率的に既存ボリュームのクローンを作成できます。
- これで オンライン仮想マシンのスナップショット を作成できるようになりました。QEMU ゲストエージェントがインストールされると、スナップショットの作成時にファイルシステムが休止され、データの整合性が最大化されます。
3.3.5. Web コンソール
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Create virtual machine from template ウィザードの Advanced
SysPrep セクションで XML 形式のファイルで応答ファイルをアップロードして Windows 仮想マシンの設定を自動化 できるようになりました。
- Web コンソールの OpenShift Virtualization ダッシュボード を使用し、仮想マシンおよび関連付けられた Pod のリソース消費に関するデータを取得できます。ダッシュボードはクラスターメトリクスを視覚的に表示するので、クラスターの状態を迅速に理解できます。