1.7. Logging 5.5.2


本リリースには、OpenShift Logging バグ修正リリース 5.5.2 が含まれます。

1.7.1. バグ修正

  • 今回の更新以前は、Fluentd コレクターのアラートルールは OpenShift Container Platform モニタリングスタイルのガイドラインに準拠していませんでした。今回の更新により、これらのアラートが namespace ラベルを含むように変更され、問題が解決されました。(LOG-1823)
  • この更新の前は、インデックス名に複数のハイフン文字が含まれていると、インデックス管理ロールオーバースクリプトが新しいインデックス名を生成できませんでした。今回の更新により、インデックス名が正しく生成されるようになりました。(LOG-2644)
  • この更新の前は、Kibana ルートは証明書が存在しない状態で caCertificate 値を設定していました。今回の更新により、caCertificate 値が設定されなくなりました。(LOG-2661)
  • この更新の前は、コレクターの依存関係の変更により、未使用のパラメーターに対して警告メッセージが発行されていました。今回の更新で、未使用の設定パラメーターを削除すると、問題が解決されます。(LOG-2859)
  • この更新の前に、Loki Operator が作成したデプロイメント用に作成された Pod は、Operator が実行されているクラスターでそのようなノードが利用可能な場合、Linux 以外のオペレーティングシステムのノードで誤ってスケジュールされていました。今回の更新により、Operator は追加のノードセレクターを Pod 定義に割り当て、Linux ベースのノードでのみ Pod をスケジュールできるようにします。(LOG-2895)
  • この更新の前は、LokiStack ゲートウェイの LogQL パーサーの問題により、OpenShift コンソールのログビューはログを重大度でフィルタリングしませんでした。今回の更新では、パーサーの修正により問題が解決され、OpenShift コンソールのログビューは重大度でフィルタリングできるようになりました。(LOG-2908)
  • この更新の前に、Fluentd コレクタープラグインのリファクタリングにより、イベントのタイムスタンプフィールドが削除されました。この更新により、イベントの受信時刻をソースとするタイムスタンプフィールドが復元されます。(LOG-2923)
  • この更新の前は、監査ログに level フィールドがないため、ベクターログでエラーが発生していました。今回の更新で、監査ログレコードに level フィールドが追加され、問題が解決されました。(LOG-2961)
  • 今回の更新の前は、Kibana カスタムリソースを削除した場合、OpenShift Container Platform Web コンソールは引き続き Kibana へのリンクを表示していました。今回の更新で、Kibana カスタムリソースを削除すると、そのリンクも削除されます。(LOG-3053)
  • この更新の前は、ClusterLogForwarder カスタムリソースに JSON 解析が定義されている場合、各ロールオーバージョブで空のインデックスが作成されていました。今回の更新により、新しいインデックスは空ではなくなりました。(LOG-3063)
  • この更新の前に、ユーザーが Loki Operator 5.5 への更新後に LokiStack を削除すると、もともと Loki Operator 5.4 によって作成されたリソースが残りました。今回の更新により、リソースの所有者参照は 5.5 LokiStack を指します。(LOG-2945)
  • この更新の前は、ユーザーはアクセス権を持つ namespace のアプリケーションログを表示できませんでした。今回の更新により、Loki Operator はクラスターロールとクラスターロールバインディングを自動的に作成し、ユーザーがアプリケーションログを読み取れるようにします。(LOG-2918)
  • この更新の前は、cluster-admin 権限を持つユーザーは、ログコンソールを使用してインフラストラクチャーと監査ログを適切に表示できませんでした。今回の更新により、認可チェックが拡張され、cluster-admin および dedicated-admin グループのユーザーも管理者として認識されるようになりました。(LOG-2970)

1.7.2. CVE

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