19.3. 単一ノードの ZTP および分散ユニットについて
Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) (ACM) を使用して、Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) とコア生成の技術が有効なポリシージェネレーターを使用して、単一のノードに分散ユニット (DU) をインストールできます。DU インストールは、非接続環境のゼロタッチプロビジョニング (ZTP) を使用して行われます。
ACM は、ハブクラスターが多くのスポーククラスターを管理するハブおよびスポークアーキテクチャーでクラスターを管理します。ACM は、事前定義されたカスタムリソース (CR) からラジオアクセスネットワーク (RAN) ポリシーを適用します。ACM プロビジョニングを実行するハブクラスターでは、ZTP および AI を使用してスポーククラスターをデプロイすることができます。DU インストールは、単一ノードでの OpenShift Container Platform の AI インストールに従います。
AI サービスは、ベアメタルで実行される単一ノードでの OpenShift Container Platform のプロビジョニングを処理します。ACM には、MultiClusterHub
カスタムリソースがインストールされている場合に、アシスト付きインストーラーが同梱され、デプロイします。
ZTP および AI を使用すると、OpenShift Container Platform の単一ノードをプロビジョニングし、大規模な DUs を実行できます。非接続環境での分散ユニットに対する ZTP の概要を以下に示します。
- ACM を実行しているハブクラスターは、OpenShift Container Platform リリースイメージをミラーリングする非接続内部レジストリーを管理します。内部レジストリーは、スポーク単一ノードのプロビジョニングに使用されます。
- DU のベアメタルホストマシンは、フォーマットに YAML を使用するインベントリーファイルで管理します。インベントリーファイルを Git リポジトリーに保存します。
DU ベアメタルホストマシンをサイトにインストールし、ホストをプロビジョニングできるようにします。プロビジョニングの準備をするには、ベアメタルホストごとに以下が必要です。
- ネットワークの DNS など、ネットワーク接続ホストは、ハブおよびマネージドスポーククラスター経由で到達可能である必要があります。ハブクラスターをインストールするホストと、ハブとホストの間にレイヤー 3 の接続があることを確認します。
各ホストのベースボード管理コントローラー (BMC) の詳細: ZTP は BMC の詳細を使用して、BMC にアクセスするための URL および認証情報に接続します。スポーククラスター定義 CR を作成します。これらは、マネージドクラスターの関連する要素を定義します。必要な CR は以下のとおりです。
カスタムリソース 説明 Namespace
管理ノードクラスターの namespace。
BMCSecret CR
ホスト BMC の認証情報。
Image Pull Secret CR
非接続レジストリーのプルシークレット。
AgentClusterInstall
ネットワーク、supervisor (コントロールプレーン) ノードの数など、単一ノードのクラスター設定を指定します。
ClusterDeployment
クラスター名、ドメイン、およびその他の詳細情報を定義します。
KlusterletAddonConfig
ACM 向けに ManagedCluster のアドオンのインストールおよび終了を管理します。
ManagedCluster
ACM のマネージドクラスターを記述します。
InfraEnv
アシスト付きインストーラーサービスが作成する宛先ノードにマウントされるインストール ISO を記述します。これは、マニフェスト作成フェーズの最終ステップです。
BareMetalHost
BMC や認証情報の詳細など、ベアメタルホストの詳細について説明します。
- ホストインベントリーリポジトリーで変更が検出されると、ホスト管理イベントがトリガーされ、新規または更新されたホストのプロビジョニングがトリガーされます。
-
ホストがプロビジョニングされています。ホストがプロビジョニングされ、正常に再起動すると、ホストエージェントは
Ready
ステータスをハブクラスターに報告します。