1.3. OpenShift Container Platform ネットワーキングの一般用語集
この用語集では、ネットワーキングコンテンツで使用される一般的な用語を定義します。
- authentication
- OpenShift Container Platform クラスターへのアクセスを制御するために、クラスター管理者はユーザー認証を設定し、承認されたユーザーのみがクラスターにアクセスできます。OpenShift Container Platform クラスターと対話するには、OpenShift Container Platform API に対して認証する必要があります。Open Shift Container Platform API へのリクエストで、OAuth アクセストークンまたは X.509 クライアント証明書を提供することで認証できます。
- AWS Load Balancer Operator
-
AWS Load Balancer (ALB) Operator は、
aws-load-balancer-controller
のインスタンスをデプロイおよび管理します。 - Cluster Network Operator
- Cluster Network Operator (CNO) は、OpenShift Container Platform クラスター内のクラスターネットワークコンポーネントをデプロイおよび管理します。これには、インストール中にクラスター用に選択された Container Network Interface (CNI) のデフォルトネットワークプロバイダープラグインのデプロイメントが含まれます。
- 設定マップ
-
ConfigMap は、設定データを Pod に注入する方法を提供します。タイプ
ConfigMap
のボリューム内の ConfigMap に格納されたデータを参照できます。Pod で実行しているアプリケーションは、このデータを使用できます。 - カスタムリソース (CR)
- CR は Kubernetes API の拡張です。カスタムリソースを作成できます。
- DNS
- クラスター DNS は、Kubernetes サービスの DNS レコードを提供する DNS サーバーです。Kubernetes により開始したコンテナーは、DNS 検索にこの DNS サーバーを自動的に含めます。
- DNS Operator
- DNS Operator は、CoreDNS をデプロイして管理し、Pod に名前解決サービスを提供します。これにより、OpenShift Container Platform で DNS ベースの Kubernetes サービス検出が可能になります。
- deployment
- アプリケーションのライフサイクルを維持する Kubernetes リソースオブジェクト。
- domain
- ドメインは、Ingress Controller によってサービスされる DNS 名です。
- egress
- Pod からのネットワークのアウトバウンドトラフィックを介して外部とデータを共有するプロセス。
- 外部 DNS Operator
- 外部 DNS Operator は、ExternalDNS をデプロイして管理し、外部 DNS プロバイダーから OpenShift Container Platform へのサービスおよびルートの名前解決を提供します。
- HTTP ベースのルート
- HTTP ベースのルートとは、セキュアではないルートで、基本的な HTTP ルーティングプロトコルを使用してセキュリティー保護されていないアプリケーションポートでサービスを公開します。
- Ingress
- OpenShift Container Platform の Kubernetes Ingress リソースは、クラスター内で Pod として実行される共有ルーターサービスと共に Ingress コントローラーを実装します。
- Ingress コントローラー
- Ingress Operator は Ingress Controller を管理します。Ingress コントローラーの使用は、OpenShift Container Platform クラスターへの外部アクセスを許可するための最も一般的な方法です。
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー
- インストールプログラムは、クラスターが実行されるインフラストラクチャーをデプロイして設定します。
- kubelet
- コンテナーが Pod で実行されていることを確認するために、クラスター内の各ノードで実行されるプライマリーノードエージェント。
- Kubernetes NMState Operator
- Kubernetes NMState Operator は、NMState の OpenShift Container Platform クラスターのノード間でステートドリブンのネットワーク設定を実行するための Kubernetes API を提供します。
- kube-proxy
- Kube-proxy は、各ノードで実行するプロキシーサービスであり、外部ホストがサービスを利用できるようにするのに役立ちます。リクエストを正しいコンテナーに転送するのに役立ち、基本的な負荷分散を実行できます。
- ロードバランサー
- OpenShift Container Platform は、ロードバランサーを使用して、クラスターの外部からクラスターで実行されているサービスと通信します。
- Metal LB オペレーター
-
クラスター管理者は、MetalLB Operator をクラスターに追加し、タイプ
LoadBalancer
のサービスがクラスターに追加されると、MetalLB はサービスの外部 IP アドレスを追加できます。 - multicast
- IP マルチキャストを使用すると、データが多数の IP アドレスに同時に配信されます。
- namespace
- namespace は、すべてのプロセスから見える特定のシステムリソースを分離します。namespace 内では、その namespace のメンバーであるプロセスのみがそれらのリソースを参照できます。
- networking
- OpenShift Container Platform クラスターのネットワーク情報。
- node
- OpenShift Container Platform クラスター内のワーカーマシン。ノードは、仮想マシン (VM) または物理マシンのいずれかです。
- OpenShift Container Platform Ingress Operator
-
Ingress Operator は
IngressController
API を実装し、OpenShift Container Platform サービスへの外部アクセスを可能にするコンポーネントです。 - Pod
- OpenShift Container Platform クラスターで実行されている、ボリュームや IP アドレスなどの共有リソースを持つ 1 つ以上のコンテナー。Pod は、定義、デプロイ、および管理される最小のコンピュート単位です。
- PTP Operator
-
PTP Operator は、
linuxptp
サービスを作成し、管理します。 - route
- OpenShift Container Platform ルートは、クラスターのサービスに Ingress トラフィックを提供します。ルートは、Blue-Green デプロイメント向けに TLS 再暗号化、TLS パススルー、分割トラフィックなどの標準の Kubernetes Ingress コントローラーでサポートされない可能性のある高度な機能を提供します。
- スケーリング
- リソース容量の増減。
- サービス
- 一連の Pod で実行中のアプリケーションを公開します。
- シングルルート I/O 仮想化 (SR-IOV) Network Operator
- Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) ネットワーク Operator は、クラスターで SR-IOV ネットワークデバイスおよびネットワーク割り当てを管理します。
- ソフトウェア定義ネットワーク (SDN)
- OpenShift Container Platform は、Software Defined Networking (SDN) アプローチを使用して、クラスターのネットワークを統合し、OpenShift Container Platform クラスターの Pod 間の通信を可能にします。
- SCTP (Stream Control Transmission Protocol)
- SCTP は、IP ネットワークの上部で実行される信頼できるメッセージベースのプロトコルです。
- taint
- テイントと容認により、Pod が適切なノードに確実にスケジュールされます。ノードに 1 つ以上のテイントを適用できます。
- 容認
- Pod に容認を適用できます。Tolerations を使用すると、スケジューラーは、テイントが一致する Pod をスケジュールできます。
- Web コンソール
- OpenShift Container Platform を管理するためのユーザーインターフェイス (UI)。