第11章 PTP ハードウェアの使用
境界クロックとして設定した PTP (Precision Time Protocol) ハードウェアは、テクノロジープレビュー機能としてのみ提供されています。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境におけるサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
11.1. PTP ハードウェアについて
OpenShift Container Platform では、ノード上で PTP ハードウェアを使用できます。linuxptp サービスは、PTP 対応ハードウェアを搭載したノードで設定できます。
PTP Operator は、ベアメタルインフラストラクチャーでのみプロビジョニングされるクラスターの PTP 対応デバイスと連携します。
PTP Operator をデプロイし、OpenShift Container Platform コンソールまたは oc
を使用して PTP をインストールできます。PTP Operator は linuxptp サービスを作成し、管理し、以下の機能を提供します。
- クラスター内の PTP 対応デバイスの検出。
- linuxptp サービスの設定の管理。
-
PTP Operator
cloud-event-proxy
サイドカーによるアプリケーションのパフォーマンスおよび信頼性に悪影響を与える PTP クロックイベントの通知。