第10章 Deployment Manager テンプレートを使用した GCP の共有 VPC へのクラスターのインストール


OpenShift Container Platform バージョン 4.20 では、Google Cloud Platform (GCP) 上の共有 Virtual Private Cloud (VPC) に、ユーザーが提供するインフラストラクチャーを使用するクラスターをインストールできます。この場合、共有 VPC にインストールされたクラスターは、クラスターがデプロイされる場所とは異なるプロジェクトから VPC を使用するように設定されるクラスターです。

共有 VPC により、組織は複数のプロジェクトから共通の VPC ネットワークにリソースを接続できるようになります。対象のネットワークの内部 IP を使用して、組織内の通信を安全かつ効率的に実行できます。共有 VPC の詳細は、GCP ドキュメントの Shared VPC overview を参照してください。

以下に、ユーザーによって提供されるインフラストラクチャーの共有 VPC へのインストールを実行する手順を要約します。これらの手順を実行するか、独自の手順を作成するのに役立つ複数の Deployment Manager テンプレートが提供されます。他の方法を使用して必要なリソースを作成することもできます。

重要

user-provisioned infrastructure のインストール手順は、例としてのみ提供されます。独自にプロビジョニングするインフラストラクチャーでクラスターをインストールするには、クラウドプロバイダーおよび OpenShift Container Platform のインストールプロセスを理解している必要があります。これらの手順を実行するか、独自の手順を作成するのに役立つ複数の Deployment Manager テンプレートが提供されます。他の方法を使用して必要なリソースを作成することもできます。これらのテンプレートはサンプルとしてのみ提供されます。

10.1. 前提条件

  • OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
  • クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
  • クラスターがアクセスする必要がある サイトを許可するようにファイアウォールを設定 した (ファイアウォールを使用し、Telemetry サービスを使用する予定の場合)。
  • お使いの環境でクラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API にアクセスできない場合や、管理者レベルの認証情報シークレットを kube-system namespace に保存することを望まない場合は、長期間認証情報を手動で作成および維持 することができます。
  • 独自のプライベートホストゾーンを提供する場合は、DNS パターン cluster-name.baseDomain. (例: testCluster.example.com.) を使用して、サービスプロジェクトにプライベートホストゾーンを作成した。プライベートホストゾーンは、ホストプロジェクト内の VPC にバインドする必要があります。プロジェクト間のバインディングの詳細は、Create a zone with cross-project binding (Google ドキュメント) を参照してください。プライベートホストゾーンを提供しない場合は、インストールプログラムによって自動的にプロビジョニングされます。

    注記

    プロキシーを設定する場合は、このサイトリストも確認してください。

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