3.13. 環境に対する Kubernetes API トランザクションレートの決定


ストレッチコントロールプレーンを使用している場合、Kubernetes API トランザクションレートは、特定のデプロイメントの特性によって異なります。具体的には、次の要因の組み合わせにより決まります。

  • etcd ディスクのレイテンシー
  • etcd の往復時間
  • API に書き込まれるオブジェクトのサイズ

そのため、ストレッチコントロールプレーンを使用する場合、クラスター管理者は自分たちの環境で維持可能なトランザクションレートを把握するために、環境のテストを行う必要があります。これには、kube-burner ツールを使用できます。バイナリーには、OpenShift クラスターをテストするためのラッパー kube-burner-ocp が含まれています。kube-burner-ocp を使用して、クラスターまたはノードの密度をテストできます。コントロールプレーンをテストするために、kube-burner-ocp には、cluster-density、cluster-density-v2、and cluster-density-ms の 3 つのワークロードプロファイルがあります。各ワークロードプロファイルは、コントロールプレーンをロードするように設計された一連のリソースを作成します。各プロファイルの詳細は、kube-burner-ocp ワークロードのドキュメントを参照してください。

手順

  1. リソースを作成および削除するコマンドを入力します。次の例は、20 分以内にリソースを作成および削除するコマンドを示しています。

    # kube-burner ocp cluster-density-ms --churn-duration 20m --churn-delay 0s --iterations 10 --timeout 30m
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  2. OpenShift Container Platform コンソールは、関連するすべての API パフォーマンス情報を表示するダッシュボードを提供します。API パフォーマンス情報にアクセスするには、Observe Dashboards をクリックし、Dashboards メニューで API Performance をクリックします。
  3. 実行中に、OpenShift Container Platform コンソールで API パフォーマンスダッシュボードを関しします。その場合は Observe Dashboards をクリックし、Dashboards メニューで API Performance をクリックします。

    ダッシュボードでは、負荷時にコントロールプレーンがどのように応答するか、および、読み取りと書き込みごとに、さまざまな操作と要求レートを実行した際に達成できる 99 パーセンタイルトランザクションレートを確認します。この情報と組織のワークロードに関する知識を使用して、特定のストレッチコントロールプレーンのデプロイメントのために組織がクラスターに投入できる負荷を判断します。

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