4.6. 設定済みの br-ex ブリッジを NMState に移行する
クラスターのインストール時に configure-ovs.sh シェルスクリプトを使用して br-ex ブリッジを設定した場合、インストール後のタスクとして br-ex ブリッジを NMState に移行できます。NMState を使用すると、宣言的かつ冪等な方法で br-ex ブリッジを設定できます。
手順の最初のステップでは、設定例は示されていません。クラスターのインストール時に作成するオブジェクトを表す詳細な設定例は、関連情報 セクションの「カスタマイズした br-ex ブリッジを含むマニフェストオブジェクトの作成」リンクを参照してください。
設定済みの br-ex ブリッジを NMState に移行した後、操作を元に戻すことはできません。つまり、br-ex ブリッジのシェルスクリプト版に戻すことはできません。
移行操作の一部を設定するファイルを誤って設定すると、クラスターに破壊的な変更が加えられる可能性があります。このような変更は、元に戻すことが必ずしも可能ではない場合があります。
前提条件
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configure-ovs.shシェルスクリプトを使用して、クラスターのbr-exブリッジを設定した。
手順
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カスタマイズした
br-exブリッジネットワーク用の NMState 設定ファイルを作成します。後のステップで、NMState 設定ファイルはMachineConfigオブジェクトによって/etc/nmstate/openshiftディレクトリーパスに保存されます。 catコマンドを使用して、NMState 設定ファイルの内容を base64 でエンコードします。$ cat <nmstate_configuration>.yaml | base64ここでは、以下のようになります。
<nmstate_configuration>-
<nmstate_configuration>に NMState リソース YAML ファイルの名前を指定します。
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MachineConfigマニフェストファイルを作成し、カスタマイズしたbr-exブリッジネットワーク設定をファイル内に定義します。さらに、このファイルの内容がMachineConfigマニフェストファイルに埋め込まれるように、base64 でエンコードされた NMState 設定ファイルへのパスを必ず指定します。 次のコマンドを入力して、
MachineConfigオブジェクトの更新をクラスターに適用します。$ oc apply -f <machine_config>.yml最小限の
MachineConfigオブジェクトを作成します。ファイルの設定は変更しないでください。apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: labels: machineconfiguration.openshift.io/role: master name: 10-force-reboot-master spec: config: ignition: version: 3.2.0 storage: files: - contents: source: data:text/plain;charset=utf-8;base64, mode: 0644 overwrite: true path: /etc/force-reboot --- apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: labels: machineconfiguration.openshift.io/role: worker name: 10-force-reboot-worker spec: config: ignition: version: 3.2.0 storage: files: - contents: source: data:text/plain;charset=utf-8;base64, mode: 0644 overwrite: true path: /etc/force-reboot # ...次のコマンドを入力して、最小限の
MachineConfigオブジェクト設定をクラスターに適用し、再起動操作を開始します。$ oc apply -f <bare_machine_config>.yml次のコマンドを入力して、最小限の
MachineConfigオブジェクトを削除します。$ oc delete machineconfig <machine_config_name>
検証
nmstatectlツールを使用して次のコマンドを実行し、br-exブリッジインターフェイスの設定を確認します。このツールは、MachineConfigオブジェクトをデプロイした場所ではなく、br-exブリッジインターフェイスを実行するノードを確認します。$ sudo nmstatectl show br-ex