4.7.2. etcd ローカルストレージ用の管理クラスターの準備


Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 上の Hosted Control Plane (HCP) デプロイメントでは、デフォルトの Cinder ベースの Persistent Volume Claim (PVC) を使用する代わりに、TopoLVM CSI ドライバーによってプロビジョニングされるローカルの一時ストレージを使用することで、etcd のパフォーマンスを向上できます。

前提条件

  • HyperShift がインストールされた管理クラスターにアクセスできる。
  • RHOSP フレーバーとマシンセットを作成および管理できる。
  • oc および openstack CLI ツールがインストールおよび設定されている。
  • TopoLVM および論理ボリュームマネージャー (LVM) ストレージの概念に精通している。
  • 管理クラスターに LVM Storage Operator をインストールした。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの「ストレージ」セクションにある「CLI を使用した LVM Storage のインストール」を参照してください。

手順

  1. openstack CLI を使用して、追加の一時ディスクを含む Nova フレーバーを作成します。以下に例を示します。

    $ openstack flavor create \
      --id auto \
      --ram 8192 \
      --disk 0 \
      --ephemeral 100 \
      --vcpus 4 \
      --public \
      hcp-etcd-ephemeral
    注記

    Nova は、そのフレーバーを使用してサーバーが作成されると、一時ディスクをインスタンスに自動的に接続し、それを vfat としてフォーマットします。

  2. 新しいフレーバーを使用するコンピュートマシンセットを作成します。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの「OpenStack でコンピュートマシンセットを作成する」を参照してください。
  3. 要件に合わせてマシンセットをスケーリングします。高可用性のためにクラスターをデプロイする場合は、Pod を適切に分散できるように、少なくとも 3 つのワーカーをデプロイする必要があります。
  4. 新しいワーカーノードにラベルを付けて、etcd 用であることを識別できるようにします。以下に例を示します。

    $ oc label node <node_name> hypershift-capable=true

    このラベルは任意であり、後で更新できます。

  5. lvmcluster.yaml という名前のファイルで、etcd のローカルストレージ設定のために、次の LVMCluster カスタムリソースを作成します。

    apiVersion: lvm.topolvm.io/v1alpha1
    kind: LVMCluster
    metadata:
      name: etcd-hcp
      namespace: openshift-storage
    spec:
      storage:
        deviceClasses:
        - name: etcd-class
          default: true
          nodeSelector:
             nodeSelectorTerms:
             - matchExpressions:
               - key: hypershift-capable
                operator: In
                values:
                - "true"
          deviceSelector:
            forceWipeDevicesAndDestroyAllData: true
            paths:
            - /dev/vdb

    このリソースの例について:

    • 一時ディスクの場所は /dev/vdb です。ほとんどの場合、この場所が使用されます。実際の環境でこの場所が正しいことを確認してください。シンボリックリンクはサポートされていないことに注意してください。
    • デフォルトの Nova 一時ディスクは VFAT でフォーマットされているため、パラメーター forceWipeDevicesAndDestroyAllDataTrue 値に設定されています。
  6. 次のコマンドを実行して、LVMCluster リソースを適用します。

    oc apply -f lvmcluster.yaml
  7. 次のコマンドを実行して、LVMCluster リソースを確認します。

    $ oc get lvmcluster -A

    出力例

    NAMESPACE           NAME    STATUS
    openshift-storage   etcd-hcp   Ready

  8. 次のコマンドを実行して、StorageClass リソースを確認します。

    $ oc get storageclass

    出力例

    NAME                    PROVISIONER               RECLAIMPOLICY   VOLUMEBINDINGMODE     ALLOWVOLUMEEXPANSION   AGE
    lvms-etcd-class         topolvm.io                Delete          WaitForFirstConsumer  true                   23m
    standard-csi (default)  cinder.csi.openstack.org  Delete          WaitForFirstConsumer  true                   56m

これで、パフォーマンスの高い etcd 設定を使用してホステッドクラスターをデプロイできるようになりました。デプロイメントプロセスについては、「OpenStack 上でのホステッドクラスターの作成」で説明されています。

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